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＜3月3日・PayPayドーム＞
ヤクルトの長谷川宙輝投手（21）が3日、古巣・ソフトバンクとのオープン戦に登板し、1回を無安打無失点に抑えた。
長谷川は2−0の8回に3番手として登板。先頭の明石に対しいきなり3ボールとしたものの、最後は球威のある真っ直ぐで左飛。続く栗原も真っ直ぐで詰まらせニゴロに仕留めた。二死から釜元には四球を与えたものの、最後は高田をニゴロ。1回15球、無安打無失点1四球の内容でオープン戦2度目の登板を終えた。
東京・聖徳学園高出身の長谷川は、2016年の育成ドラフト2位でソフトバンク入り。最速150キロのストレートは工藤監督からも高い評価を得ていたが、支配下契約をつかめぬまま3年が過ぎた。育成選手は3年目を終えると自動的に自由契約になるため、ヤクルトが支配下選手としてオファー。ソフトバンクも育成選手として再契約する方針だったが、左腕は小・中学生時代にファンクラブに入っていたというヤクルトへの移籍を決断した。
新天地では一軍で春季キャンプを完走。「育成から上がってきたので、一歩ずつステップを踏んで行きたい。僕の持ち味はスピードボール。（実戦では）1イニングをしっかり力強く抑えたい」と意気込んでいた。
◆ 開幕ローテ入り目指す高梨が5回無失点
ヤクルトはこの試合、開幕ローテーション入りを目指す高梨が5回3安打無失点と好投。2番手の清水は2イニングをパーフェクト、8回以降は長谷川、4番手の金久保が1イニングずつを無失点リレーで締めた。
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