患者報告数が最も多い都道府県は「北海道」で110人
厚生労働省は、3月11日正午現在の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)状況を発表しました。国内における新型コロナウイルスに関連した感染症の感染者は、前日から54例増加し、568例(患者:504例、無症状病原体保有者:64人)。死亡者は12人でした。また、退院者は前日より16人増加し、118人(患者99人、無症状病原体保有者19人)となりました。
都道府県別の患者報告数は、全国で492人。患者報告数が最も多い都道府県は、北海道(110人)でした。その他、愛知県(96人)、東京都(62人)、大阪府(59人)、神奈川県(35人)、千葉県(21人)、兵庫県(20人)と続きました。なお、大阪府の国内患者148例目は、8例目と同一人物ですが、2人としてカウントしています。
報道発表資料(都道府県別の患者報告数の内訳(2020年3月11日12時時点))より
厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症対策について、風邪や季節性インフルエンザ対策と同様に、「咳エチケットや手洗いなどの実施がとても重要」と、述べています。
また、次の症状がある人は「帰国者・接触者相談センター」に相談しましょう。
- 風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている(解熱剤を飲み続けなければならないときを含む)。
- 強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある。 ※高齢者や基礎疾患をお持ちの患者さんは、上記の状態が2日程度続く場合
帰国者・接触者相談センターに相談した結果、新型コロナウイルス感染の疑いのある場合には、専門の「帰国者・接触者外来」が紹介されます。マスクを着用し、公共交通機関の利用を避けて受診しましょう。
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なお、現時点では新型コロナウイルス感染症以外の病気の方が圧倒的に多い状況だといいます。インフルエンザなどの心配があるときには、通常の場合と同様に、まずはかかりつけ医に相談するなど対応してみてくださいね。(QLife編集部)
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