嵐、Instagramでのファン心をくすぐるツボは? ストーリーの“レア感”とインスタライブに感じる“親しみやすさ”

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2020年03月20日 06:01  リアルサウンド

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 嵐のSNSが解禁されてから早くも4カ月。どの媒体でもオフショットやコンサート動画などファンを喜ばせる発信ばかりだが、そのなかでも特に「Instagram」への投稿が多くのファンを喜ばせている。


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 TwitterやYouTubeはオフィシャル寄りの発信が多いことに対し、Instagramでは、個々人のプライベートショットや、仕事の裏側、メンバー同士の交流などが垣間見え、彼らと「日常を共有している」気分に浸れるのが魅力なのではないだろうか。Instagramに映し出される「嵐の魅力」はなんなのか、考えてみたい。


●メンバー間の交流が見られるストーリー
 Instagramの見所は何と言っても「ストーリー」だろう。基本的に嵐のSNSは連動しており、Instagramのホームに投稿された画像や動画などはTwitterやYouTubeなどでも確認することができるが、ストーリーにあげられるものは他に連動されるものが少ない。


 また、このコンテンツの性質上24時間経つと掲載が終了し、ログが残らないこともあり、定期的にチェックしている熱心なファンだけが楽しめる「レア感」があることも魅力の一つだ。


 これまでの傾向として、ストーリーを上げる際にはメンバーひとりひとりが少なくとも最低1枚は投稿するようになっているようで、上限はないらしく、続けて複数枚投稿するメンバーも度々見られる。


 また、公言されてはいないがおそらく、画像に被せられている文字の色が投稿したメンバーを表しているらしく、それがまたファン心をくすぐるツボになってもいる。例えば、大野智の写真がアップされていたとしてもそこに赤文字でコメントが付いていれば、それは「櫻井翔が投稿した大野の写真」という認識になるのだ。


 今までのメディアでも、度々メンバー間の仲の良さはピックアップされていたが、それにも増して「メンバーから見たメンバーの姿」からはより一層彼らの「素の仲の良さ」が伝わってくる。ファンの間ではそういった投稿がされるたび歓喜の声が上がっていた。


 また、メンバー同士での仕事の裏側や、オフでの交流などが垣間見られるのも良い。最近では大野と松本潤が海に出ているらしいショットがあげられており、「前々から大野と釣りに行きたいと言っていた松本の夢がついにかなったのか?!」と色めきだっていた。他にも、コンサートでおなじみ「スイーツ部」所属の、大野と相葉雅紀がスイーツを片手に幸せそうなショットを投稿していたり、松本が「何か質問ありますか?」と質問ボックスを投稿した後に、櫻井がその投稿を意識し「質問どうしようかなあ」と写真をアップ。さらにそれに対して松本が「早く決めてくんないかな〜。てか、もう締めきってんだけどなー」と返すかけあいも。SNSでも変わらない(むしろパワーアップしたような)仲睦まじいやりとりを存分に満喫できる。


●インスタライブでも存分に発揮されるチームワーク
 嵐の最大持ち味/魅力と言われている「メンバー仲の良さ」「チームワーク」がさらに発揮されているのがインスタライブだ。


 過去に数度行われているが、どれもメンバーがゆるゆるとした空気感でトークするのがメインとなっており、かつての深夜番組『嵐の宿題くん』や『Gの嵐!』を思わせるグダグダ感だ。


 嵐の「仲の良さ」がこれほどまでにファンを惹きつける理由は、このグダグダ感が大きいのではないだろうか。


 とにかく平和なのである。メンバーそれぞれが常に自然体で、肩の力を抜いている様子でとりとめもなく喋り、不要な緊張感は見られない。会話のやり取りは常に笑顔に溢れ、不穏な空気が流れることもなく、穏やかに時の流れが進んでいく。彼らの間には常に柔らかな空気が満ちており、そこに摩擦を感じることはない。そんな良い意味でのグダグダ感こそが、メンバーの”自然な”絆の深さを醸し出し、私たちファンを癒してくれるのだろう。


 一方で、本当にただ“グダグダ”しているだけでもない。一人一人がお互いの発言を邪魔することなく、拾い上げては膨らませ、絶妙なタイミングで会話を繋いでいく。そういったところにいくつものバラエティ番組で活躍してきた「実力」を感じられるし、「会話を途切れさせない」ことが徹底して身に染み付いているのがよく分かる。


 次のインスタライブの内容を話し合うときなども、ポンポンとファンを楽しませる企画のアイディアが生まれては広がり、形になって行く様子はあまりにも鮮やかだった。きっとこんな風にしてあの素晴らしいステージも作り上げられているんだろう、と今まで培ってきた長く濃密な時間を感じられて感慨もひとしおである。


 3月1日に配信されたインスタライブでは、その直前に『Reborn Vol.1のデジタルリリースがあったため、告知の時点で誰しもがその話だと思っていただろう。しかし始まってみれば、全国の学校が休校になってしまったことを知り、そんな状況に少しでも楽しい時間を提供できれば、というサービス精神から自発的にこのライブが企画されたのだと聞いて、素直に驚いてしまった。


 ニュースを見てすぐ「何かやりたい」と思い立ちメンバーに持ちかける櫻井も、それに二つ返事で「やりましょう」と答えるメンバーも、なんと行動力に溢れ、ホスピタリティに溢れていることだろうか。特に嵐のファン層は、まさに休校の当事者である小・中学生から、その親世代まで幅広い。その気遣いに心打たれ、疲れた日々を癒された人は数知れないだろう。


 だというのに、「僕らが本当にみなさんを楽しませることができるのか、それが不安です」などと大変謙虚な姿勢で緩やかにスタートする空気感が心地よい。今や名実ともに、世界を股にかける「トップアイドル」の名をほしいままにしているといっても過言では無い彼らは、一貫して謙虚で、素直で、等身大のままだ。その自然体な人柄が、飾らない日常の姿を通して伝わってくるからこそ、彼らは長く多くのファンに愛されるのだろう。


 実際には決して手の届かない距離にいるのに、手を伸ばせば届くような、いつでもすぐ近くにいるような、ファンにとっての「親近感」を失わないことが、彼らの最大の魅力だと、改めて感じさせてくれる。そして、だからこそステージ上の磨き抜かれたパフォーマンスが、より一層燦々と煌めくのだろう。


●思い出を共有し、日常を共に歩む喜びを
 今でこそ商業的な広告として扱われることも多くなったSNSだが、元々は「日常や思い出を共有し、好きなものを通じて人と繋がろう」というツールだった。その通りの使い方を続けていってもらいたい。


 嵐が、嵐の思い出を語り、日常を語り、メンバーを語る。


 そのありのままの姿をリアルタイムで共有できることが、嵐のInstagramの最大の魅力かもしれない。時にはふざけた他愛のないやりとりも、意図のわからない変顔も、「そのままの彼ら」を分かち合う喜びだ。


 一方で、昔懐かしい話題が出るたび「そんなこともあったね、懐かしい」と、彼らと歩いてきた日々を思い出してつい顔がほころぶファンも多いだろう。彼らの今を、昔を、ほんの一部でも共有することで、私たちはますます彼らへの親愛を深め、親近感を高め、ファン心を煽られてしまうのである。


 これから先、彼らにはお休みの期間が来るけれど、それ以降もどうかアカウントは残して欲しいと、そんな風に思う。


 どうか、宝箱に鍵はかけないでもらえたら。(佐久良夏生)


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