祝・20歳! ジェイドン・サンチョが10代で成し遂げた7つの偉業

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2020年03月25日 17:05  サッカーキング

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10代で数々の偉業を成し遂げてきたサンチョ [写真]=Getty Images
ドルトムントに所属するイングランド代表MFジェイドン・サンチョが、25日に20歳の誕生日を迎えた。17歳で海を渡り、異国の地で大ブレイク。次世代のスター候補生として、世界中のサッカーファンから大きな注目を浴びている。そこで今回は、ドルトムントでつけている背番号“7”にちなみ、同選手が10代で成し遂げた7つの偉業を紹介しよう。

※以下の情報はブンデスリーガ公式や統計サイト『Whoscored.com』を参照(3月25日時点)
※日本円は3月25日時点のレートで換算

1. ブンデスのアシスト王

 2017年夏にマンチェスター・Cを退団し、ドルトムントに完全移籍で加入したサンチョ。同年10月にブンデスリーガデビューを果たし、ドルトムントで公式戦に出場した初のイングランド人となった。レギュラーに定着した昨シーズンは、リーグ戦全34試合に出場し、12ゴール14アシストをマーク。ユリアン・ブラント(11アシスト)やジョシュア・キミッヒ(13アシスト)らを抑えてアシスト王に輝くと共に、リーグの年間ベストイレブンにも名を連ねた。

2. ランパード以来の快挙

 昨シーズンの勢いそのままに今シーズンもアシストを積み重ね、ここまでリーグ2位の15アシストを記録。欧州5大リーグでイングランド人選手が15アシスト以上を挙げるのは、2004−05シーズンにフランク・ランパード氏がチェルシーで18アシストをマークして以来のこととなる。また、昨シーズンのリーグ開幕戦以降、サンチョが記録したアシスト数は「29」。リオネル・メッシ、トーマス・ミュラー、アンヘル・ディ・マリア(いずれも25アシスト)を上回り、欧州5大リーグ最多の数字になる。

3. ブンデス史上最速で25得点到達

 味方へのお膳立てだけでなく、自らゴールを奪えることもサンチョの大きな強みだ。今シーズンここまで、ブンデスで14ゴールをマーク。ロベルト・レヴァンドフスキ(25ゴール)、ティモ・ヴェルナー(21ゴール)に次ぐ3番目のスコアラーとなっている。また2月1日のウニオン・ベルリン戦(5−0)では、10代でブンデス通算25ゴールを達成した初めての選手となった。今シーズンのゴール数とアシスト数を合算した得点関与数は「29」。チーム総得点(68)の40%以上を一人で生み出している。

4. CLでも偉業

 サンチョは欧州最高峰の舞台でも結果を出している。2018年9月にチャンピオンズリーグ(CL)デビューを飾ると、1カ月後のアトレティコ・マドリード戦(4−0)で初ゴールをマーク。「18歳213日」での得点は、アレックス・オックスレイド・チェンバレンが2011年に打ち立てた「18歳44日」に次いで、イングランド人史上2番目に若い記録となった。また、イングランド人が海外のクラブでCLの得点を挙げるのは13年ぶり。2005年10月、レアル・マドリードに所属していたデイヴィッド・ベッカム氏がローゼンボリ相手にネットを揺らして以来のことだった。ビッグイヤーを手にする日も近いかもしれない。

5. 市場価値は150億円超え

 移籍情報サイト『transfermarkt』によると、ドルトムント加入時のサンチョの市場価値は500万ユーロだった。しかし、その後の活躍により、昨年6月には1億ユーロの大台に到達。最新の査定ではさらに評価を高め、1億3000万ユーロ(約156億円)の価値があるとされている。23歳以下の選手では、キリアン・エンバペ(2億ユーロ)に次ぐ2番目の高評価。イングランド人選手でサンチョの額を上回るのは、ラヒーム・スターリング(1億6000万ユーロ)とハリー・ケイン(1億5000万ユーロ)の2名しかいない。

6. 10代でベスト100入り

 サンチョは昨年、イギリス紙『ガーディアン』が選出する「年間最優秀選手ベスト100」に初登場。選手や指導者、ジャーナリストの投票により、セルヒオ・ラモス(36位)やポール・ポグバ(55位)らを上回る32位にランクインした。なお、10代でトップ100入りを果たしたのは、アーリング・ハーランド(53位)とサンチョの2名のみ。ブンデスリーガでプレーする選手でサンチョよりも順位が高かったのは、レヴァンドフスキ(7位)ただ一人だった。

7. イングランド期待の星

 2017年のU−17欧州選手権で大会MVPに輝くなど、ユース年代のイングランド代表で大きな結果を残してきたサンチョ。2018年10月のクロアチア代表戦(0−0)において、イングランドA代表史上2番目に若い18歳201日で公式戦初出場を果たした。そして、昨年9月のコソボ代表戦(5−3)では、初ゴールを含む2得点をマーク。2000年以降に生まれた選手として初めて、イングランド代表で得点を記録した。“スリーライオンズ”の新世代の旗頭として、来年に延期されたEUROでも活躍が期待される。

(記事/Footmedia)

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