西武が「環境支援」へ新活動 球場プラ削減、選手成績に応じて寄付

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2020年03月27日 14:22  ベースボールキング

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新たな社会貢献活動に取り組む山川選手、森選手[画像提供=埼玉西武ライオンズ]
◆ 山川「僕のホームランが未来へのアーチに…」

 西武は27日、2018年3月より行っているコミュニティ活動『L-FRIENDS』の新たな活動の柱に「環境支援」を加え、2020年シーズンより「SAVE THE EARTH Lions GREEN UP!プロジェクト」を実施することを発表。これを機に『L-FRIENDS』のロゴも刷新することを発表した。

 今期から始まる新たなプロジェクトでは、メットライフドームでドリンクを提供する際に使用していたプラスチック製のフタの提供数を削減し、紙ストローを導入することでプラスチックゴミを削減するほか、球場内の食品廃棄物はバイオガス化して電気や都市ガスにリサイクル。球場内で使用するレジ袋も地球に優しいものに改良するという。


 また、昨年に引き続き「SAVE LIONS〜消えゆく野生のライオンを救うプロジェクト〜」を実施し、ライオンの保全活動を行っているオックスフォード大学の動物研究機関「Wild CRU」へ、ホームゲームでのチームホームラン1本につき1万円を寄付するなど、球団のシンボルであるライオンを救うための活動を継続することも決定した。


 さらに、球団のみならず選手も環境支援に関する取り組みを実施する。

 山川穂高選手はシーズン公式戦において本塁打1本につき1万円を積み立て、合計金額の半分を彩の国みどりの基金へ、残りの半分を公益社団法人沖縄県緑化推進委員会に寄付するほか、選手会長の森友哉選手は安打1本につき2500円を積み立て、合計金額の半分を彩の国みどりの基金へ、残りの半分を堺市都市緑化基金と堺市緑の保全基金に寄付することになった。

 山川は昨春に父親になったことが社会貢献について考えるキッカケになったようで、「僕のホームランが素晴らしい未来へのアーチ(架け橋)になるよう、一打席一打席大事に臨みたいです」と語り、森は「歴代の先輩たちが繋いできた活動の重みを感じると共に自分からも何か新しい活動をスタートすることができれば」と、名字に“自然”が入っている山川と「一緒に環境支援をテーマに活動することを決めました」とコメントしている。

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