英国ファッション評議会が新型コロナ危機のための基金を設立、デザイナーズブランドやクリエイターを支援

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2020年03月29日 15:22  Fashionsnap.com

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BFCの公式ホームページより
英国ファッション評議会(The British Fashion Council、以下BFC)が、新型コロナウイルスの危機を乗り切るためファッション企業や個々のクリエイターを支援する基金「BFCファウンデーションコビッドクライシスファンド」の立ち上げを発表した。

 BFCでは、これまでに100万英ポンド(約1億3,440万円)の緊急資金を用意。基金はBFC人材支援助成金を財源にしており、資金はデザイナーのビジネス支援をはじめ、資金はデザイナーのビジネス支援をはじめ、一部は学生にも割り当てられ、主に次世代の才能あるクリエイターを支援していく。
 新型コロナウイルスの影響は英国ファッション産業にも様々な形で波及。BFCではサプライチェーンの混乱とそれによる負の連鎖の阻止を図るほか、雇用保護のためオフィスや小売店の賃貸料の免除および軽減を要求しているという。また、クリエイティブ関連のフリーランサーの収入を保護するための追加措置を求める活動も行なっている。
 応募対象者は、英国を拠点に婦人服、紳士服、アクセサリー、ミリタリー、高級ジュエリーの分野でビジネスを行い、会社はデザイナーおよびクリエイティブディレクターを中心に構成され、外部から多額の出資を受けていないことが条件。BFCでは今後業界から求められるニーズはさらに膨らむと予測し、政府主導の経済的な刺激策の要請をはじめ、業界と個人からも寄付を通じた基金への支援を呼びかけ、より多くのビジネスサポートを行なっていくとしている。
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