坂本勇人の打順は何番がいいのか? 元エースからは意外な答えも

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2020年03月29日 16:00  AERA dot.

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写真どの打順でも結果を残してきた巨人・坂本勇人 (c)朝日新聞社
どの打順でも結果を残してきた巨人・坂本勇人 (c)朝日新聞社
 昨季は5年ぶりとなるセ・リーグ制覇を果たした巨人。連覇を目指す今季はオープン戦で12球団最下位に沈んだが、いまだに収束の見通しがつかない新型コロナウイルスの影響で開幕延期となって行われた練習試合では4連勝と、強いのか、弱いのか、よくわからない状況となっている。

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 昨季15勝をマークした山口俊がメジャー移籍するなど、投手陣に不安が残る中、連覇のカギを握るのは、やはり昨年、チーム得点と本塁打でリーグトップだった打撃陣となる。

 そして、その打線の中心となるのが坂本勇人だ。坂本は昨季、自身初の40本塁打を記録してリーグMVPに輝いた。今季は開幕延期で史上最年少での2000安打達成は厳しい状況となったが、それでも今季中の達成は確実視されており、他にも250本塁打、3000塁打、1000得点と数々の記録到達が見込まれている。

 昨季は超攻撃型打線の2番打者として機能した坂本だが、18年は1番、17年は3番と、最近3年間は全て違う打順でシーズンを主に戦っている。今年もオープン戦や練習試合では、スタメン出場した試合は全て2番で起用されているが、坂本にとって、チームにとって、ベストの打順は何番になるのか。

 まずは個人成績で見ると、初の首位打者に輝いた16年は出場した137試合中、スタメンでの131試合は全て3番で、シーズンでは打率.344をマークした。22本塁打に出塁率(.433)と長打率(.555)を合わせたOPS.988はクリーンアップの一員として申し分ない数字と言えるが、75打点はやや物足りない感もあった。17年も3番でシーズン途中までは3割3分台をキープしたが、夏場以降に失速して打率.291で終わっている。

 シーズン途中に脇腹の故障で約1カ月間の離脱があり、109試合の出場に終わった18年は1番で92試合に起用され、シーズン打率は.345とタイトルを獲得した16年を上回るキャリアハイの数字を残した。1番でのOPSは10割超え(1.028)を記録し、シーズンの得点圏打率が.410と驚異的な成績だった反面、盗塁数はわずか9個と、従来のイメージを覆す規格外のトップバッターとなった。

 2年連続リーグMVPの丸佳浩がFAで加入し、岡本和真が4番に定着した昨季は、117試合で2番に起用され、本塁打(40本)と打点(94打点)で自己最高をマークした。三振数もプロ入り後、最多となる123個で、犠打はわずか3。近年、MLBでトレンドとなっている「2番打者最強説」を地で行くスタイルでチームのV奪還の原動力となった。

 チーム成績と照らし合わせてみると、前述した4年間でチームは昨年を除く全てでリーグ優勝を逃している。巨人が前回リーグ3連覇を果たした12年から14年では、坂本は3年間とも3番でもっとも多く起用された。ただ、12年は3番124試合、1番19試合だったが、13年は3番で96試合の他に1、2、5、6、7番と打順が固定されず、14年は3番68試合に1番58試合(他に6、7番)と、2つの打順が拮抗している。

 意外と言うべきか、「1番・坂本」で巨人がリーグ優勝したシーズンは、坂本がプロ2年目の09年(141試合出場中、114試合が1番)しかない。主に1番でフル出場を果たした10、11年は中日が連覇を果たし、チームは2年連続で3位に沈んでいる。ちなみに球団史上82代目の4番として48試合に出場した15年(この年の最多は3番の73試合)も、チームは2位に終わっている。

 昨年、新境地を開いてチームを5年ぶりのリーグチャンピオンに導いた2番か、それともチームの優勝がもっとも多い3番か、坂本のベストな打順は何番なのか。ライバル球団のエースとして活躍し、投手コーチも務めた評論家は「本質的には3番タイプ」と評価する。

「先発投手としては、1番でいきなり坂本が出てくるのは嫌だが、走力がそれほどでもないので、いやらしさという点で欠けるところがある。昨年、成功した2番は攻撃的な打線としてはいいかもしれないが、1、2番に足の使える選手がいる方が投手にとっては嫌な気がする」

 現在、巨人の3番には丸がいる。4番には成長著しい岡本が君臨しており、この3、4番は不動とも言える状況だ。この2人に坂本を加えた3人が打線の核になるのは間違いないが、前述の評論家は坂本の意外な打順も提案する。

「3番・丸、4番・岡本が安定してきたので、その後の打者が非常に重要になる。構想では新外国人のパーラにその役割が期待されていたが、オープン戦を見ると、やや実力不足の感が否めない。勝負強さを考えると、坂本を5番に置いても面白いのではないかと思う」

 攻撃型2番の継続か、はたまたクリーンアップ返り咲きか。いずれにしても、巨人連覇のキーマンとなるのは、この男であることに間違いない。





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  • 後ろにいいバッターがいれば勝負してくれるから,去年の場合は坂本のが成績よかったけど,丸も坂本も2番でも3番でも状態が悪くなければ打撃はそんなに変わらないと思います.
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