大阪の大規模再開発「うめきた2期地区」2027年度に開業へ、5つ星ホテルや商業施設も

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2020年03月29日 17:22  Fashionsnap.com

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「うめきた2期地区」完成予想イメージ Image by: 三菱地所
三菱地所を代表企業とするうめきた2期開発事業者のJV9による「うめきた2期地区開発事業(名称未定)」が、大阪市都市計画審議会で都市計画決定される見込みとなった。南街区民間宅地、北街区民間宅地、都市公園から構成し、「みどり」と「イノベーションの融合地点」をコンセプトに開発を進めていくという。2020年度下期に民間宅地を着工し、2027年度の開業を目指す。

 うめきた2期は、JR西日本が2023年春に開業予定の新駅「うめきた(大阪)地下駅」を核にした再開発プロジェクト。JR大阪駅含む7駅13路線周辺が利用できる好立地で、周辺には「グランフロント大阪」「ルクア大阪(LUCUA osaka)」などが立ち並ぶ。
 南街区と北街区ともに、総貸室面積約9万平方メートルの大規模なオフィスや、店舗面積約1万5,500平方メートルの商業機能、地上38階の5つ星級ホテル、MICE施設などが揃う。質の高い都市機能を集積して、国内外の先進企業などの受け皿となる最先端オフィスを整備するほか、多様な働き方をサポートする子育て支援施設も用意するという。また、南街区と北街区の境には約8ha大規模な緑化空間を創出する。
 宿泊機能は、大阪市内で不足している富裕層向けのホテル、高感度な人々をターゲットにするライフスタイルホテル、通常のビジネスホテルとは一線を画するというアップスケールホテルの3つのカテゴリーを導入する。このほか、梅田スカイビルなどの周辺施設とのデッキネットワークの整備や、公園と一体となった民間宅地内の環境整備を実施。これにより、梅田エリアの商業集積優位性、JR東海道支線地下化と新駅整備による関西国際空港へのアクセス性の向上といった国際的な立地優位性、緑を活かした商業施設を目指すという。
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