TOKIO特製のDASHカレーを作ってみた! 甘・酸・辛・苦・臭が絶妙のバランスでめちゃウマい ビールに合う―

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2020年03月30日 08:18  ねとらぼ

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ねとらぼ

写真DASHカレー、作った!
DASHカレー、作った!

 2020年3月29日放送の「ザ!鉄腕!DASH!!」で、およそ2年がかりで追求した「俺たちのDASHカレー」が完結しました。放送1週前に、視聴者のみんなも一緒に作り、共に味わってほしいと、レシピが公開されました。すごいじゃないか。TOKIOのカレーがTOKIOと共に楽しめるなんて。ということで、全力で乗っかります。DASHカレーを作って味わった、苦労と感動をレポートしちゃうぜー。



【その他の画像】DASHカレーを作る工程



 『俺たちのDASHカレー』は2018年5月20日放送分から開始しました。本場インドに行ったり、スパイスを育てたり、試作を何度も何度も繰り返し……、こだわりのカレーを完成させました。そんなすごいもの、レシピを参考にするだけで再現できるのだろうか……。少々の不安はありますが、いや、絶対うまいはず、との思いを胸に作ります。がんばらない属性の筆者。なんだかんだで3日かかりました。



●1日目:買い出しだけで疲れ果てる



 TOKIOはスパイスを育てるところから始めましたが、筆者はスパイスを買い集めるところから始めます。そんな楽しやがってと思うことなかれ。カレー作りが日常の趣味ならいざ知らず、15種類ものスパイスを買い集めるのは素人にとっては大変なことです。



 使用するカレー粉は、実は、GABANの“手作りのカレー粉セット”を入手すれば一発でそろいます。しかし、Amazonでは2日後の到着。それでは放送に間に合わないかもしれない……と、不安を感じた筆者はカルディ コーヒーファームへ行きました。



 しかし、カルディは恐ろしいほどの品薄……。



 何事ぞっ! とビックリしたのですが、閉店前の売り切りセールでした。品川駅直結の「ウィング高輪 EAST」は3月31日に閉店なんだそうです。仕方ないので電車に乗り、別のカルディへ。結局そこでもセットは入手できず……買える物だけ買って帰りました。



 買うことができなかった陳皮(チンピ)、フェンネル、フェネグリーク、デイルは、筆者の自宅の棚から発掘された“手作りのカレー粉セット”の残りを使用します。スパイスは新しくないと……という、みなさんのお気持ちはその通りでございます。だから、買い物に出かけたのです。しかし、もう体力の限界です。これでいいのです。



○トマトとタマネギを冷凍せねばならぬっ!



 さて、ここであらためてレシピを見ます。冷凍したタマネギとトマトが必要です。いきなり待ち時間が発生しました。タマネギの皮をむき、トマトは湯むきして、冷凍します。



 冷凍にかかる時間がよくわからないので、一晩待つことにしました。タマネギの皮は後ほど使うのでとっておきましょう。



 さあ、明日はルーを作るぞー。



●2日目:「本当にルーができた!」と感動する



 筆者は古びた“手作りのカレー粉セット”を持っているくらいですので、インドカレーなら作ったことがあります。しかし、日本風のルーを作った経験などありません。



 そもそも、ルーって何からできているのでしょう。なんとなくカレー粉を混ぜたバターの塊かなんかかと思っていました。作ってみて感動。ものすごい手間ひまがかかっていました。バターの塊なんて思っててスミマセン。さあ、ルー作りの過程を説明しましょう。



○スパイス配合をして、インドの仙人気分になる



 15種類のスパイスを調合します。パウダーになっていないものは、電動ミルでひきました。作業中、空気清浄機はフル稼働。天然のアロマテラピーと言わんばかりの香りがします。総じてカレーで知ってる香りなのですが、スパイスごとに担当している香りが違います。例えば、コリアンダーは心が清らかになるさわやか担当。たくさんのスパイスが合わさって、あのカレーの香りができていることを実感できます。



 分量通りに混ぜ合わせます。筆者はバーモントカレー派なんですけど、いつものカレーから、さわやかさを強くした香りがしました。きれいなジャイアンみたいな感じです。



 スパイスを1分炒めます。焦げないように弱火にしたつもりなのですが、一気に色が変わり、煙が出てきたのですが大丈夫でしょうか。おそらくみなさんは、スパイスを入れてから火を入れた方がいいように思います。それでも煙とともに香りが立ち上り、インドの仙人になった気分が味わえました。長生きできそう。



○冷凍したタマネギとトマトをすりおろすのは冷たい



 冷凍したタマネギとトマトをすりおろします。当たり前ですけど冷たいです。



 レシピでは、タマネギ150グラム(1個半分)とありましたが、大きいタマネギ1個で150グラムになりました。トマトは250グラム(2個分)とありましたが、筆者が買ってきた小さめのトマトでは4個弱必要でした。



 タマネギって冷凍してても目が痛くなるんですね。たぶん、ちょっと溶けてきたくらいのときに刺激を放ち始めています。つまみ食いしたら、罰ゲーム並みの辛さでした。さっさと炒めたい。



○すりおろしたタマネギとトマトを15分煮詰めてペースト状にしたら焦げた



 焦げました。特にタマネギが。弱火でも焦げてしまいました。フッ素加工のフライパンではなかったのが敗因でしょうか。ペースト状にはなりましたが、タマネギは苦味が出てしまいました。難しいです。この工程。



 トマトは焦げることなく無事終了。ガッツリ凝縮されたおいしいペーストになりました。



○おろしニンニクショウガを2分30秒ほど煮詰めてペーストに……ならない



 先に、ニンニク、しょうが、りんごをすりおろしておきます。レシピの“すりおろしリンゴ50グラム”は、半個分ほどでした。



 フライパンでニンニクとしょうがを炒め始めると、1分くらいで焦げそうな予感がしてきました。ここはあきらめ、とっとと次の工程へ。



○いろいろ入れて混ぜ合わせたら、宇宙的な味になった



 ここで、タマネギとトマトのペースト、すりおろしリンゴ、ハチミツ、ローリエ、塩、水で溶いたブイヨンを入れて火をつけます。ブイヨンはマギーブイヨンを使用しました。



 またまたつまみ食いしてみると、これがうまい。甘味、塩味、酸味、世界に存在する味覚すべて(除く辛味)が含まれた宇宙的な味がしました。ここにスパイスを入れるとか最高じゃん。カレーって神だなって思いました。



○スパイスを入れてペースト状にしたら、カレーになった



 スパイスを振り入れた瞬間、「あ、カレーだ、これ知ってる」と確信しました。すごいよー、ルーだよー。



○ラードとバターを溶かし、小麦粉を加え中火で4分ほど加熱する



 フライパンにラードとバターと小麦粉を入れてから火をつけます。かき混ぜていると突然色が変わります。そして、あれよ、あれよという間にまっ茶色に。ミルクティー色になったらカレーペーストを入れるとのことですが、色の変化が激しくて、ミルクティー色っていうより、カレー色になっちゃった!



○カレーペーストを加えて混ぜたら、まじでカレールー



 ペーストを入れたら、本当にカレールーになりました。筆者ごときが初見で、こんなルーっぽいものができるなんて……。マンガで表現したら瞳孔に涙がうるるんしてくるくらいに感動しました。実際には泣いてません。



○型に入れて冷蔵庫で最低3時間寝かせるというが、型がない



 放送では市販のルーと同じような型に入れていましたが、そんな型持っていません。ラップに包みました。



 少しだけかけかじってみると、甘いカレーです。けれども、後からしっかりとした辛味がやってきます。ツンデレならぬ、デレツンちゃん。どんなカレーができるのか楽しみです。



 写真を撮ったりしながらで3時間かかりました。時間かかるなー。さて、ついにカレーにするぞ! 3日目に突入します。



●3日目:こ、こ、これがTOKIOのカレーなのかぁー!!



 カレー作りです。まずは材料をそろえます。肉、ニンジン、ジャガイモ、タマネギとオーソドックスな材料が並びます。



○ニンジン、ジャガイモ、タマネギを切る



 皮は後ほど使うので、大事にとっておきます。



 ニンジンは乱切り、ジャガイモは8等分に、玉ねぎ半分は薄切りに、もう半分はくし切りにします。



 ニンジン80グラム(半個分)とレシピにありますが、少し小さめ(長さおよそ12センチ)のニンジンでは1本で90グラムでした。ジャガイモ(男爵)は170グラム(1個半)という指定。こぶし大くらいのジャガイモで1個半でした。とはいえ、中途半端に余っても困るので、ニンジン1本、ジャガイモ2個入れちゃいました。



○“イチゴ果汁”と“塩辛の汁”を入手する



 隠し味に使うイチゴ果汁を作っておきましょう。番組では小さな袋に刻んだイチゴを入れ、手でつぶしていました。ガーゼに包んで手でつぶしたところ、果汁がしたたりました。中くらいのイチゴ3個で25ccを確保できました。



 そして“塩辛の汁”です。イカの塩辛って、想像以上に汁なんてないんです。茶こしに入れてみたけど、汁を小さじ1と1/2なんて集められる気配はなく。もう、イカごと使うことにします。



○野菜の皮をダシパックに入れて煮込むというが、そんな袋売ってない



 番組ではA4サイズくらいの布袋を使っていました。100円均一ショップで探しましたが、見つけられませんでした。代わりに10センチ四方くらいのダシパックを買ってきて、4袋に分けて入れました。



 800ミリリットルの水で煮込みます。一緒にニンジンとジャガイモもゆでます。沸騰してから10分間たつと、ゆで汁は茶色くなりました。このゆで汁を後で使うそうです。味見をしてみると、ジャガイモのあまーい味がしました。



○ゆでたジャガイモを少量の油で素揚げする



 あああ、フライドポテトの音ぉぉ〜〜〜。



 これ、フライドポテトとしても優秀なレシピです。外はパリッと、中はほっくりと。ジャガイモの甘みが引き出されていました。



○フライパンでくし切りにした玉ねぎを炒める。



 ここの工程は油をどうするのかよくわからなかったのですが、ジャガイモを揚げた油そのままの量で、タマネギを入れました。フライドオニオンを作る感じになりました。



○バラ肉、肩ロース肉の順で、豚肉を焼く



 肉はブロックで買ってきました。番組ではこだわりの古代豚が紹介されていましたが、こちらは肉のハナマサこだわりのカナダポーク。バラ肉は8ミリの薄切りに、肩ロースは2.5センチのブロックにします。



 まず、バラ肉を弱火でじっくりと焼いて油を出します。その油で肩ロースを焼きます。



○薄切り玉ねぎを炒め、すりおろしニンニクを加える



 肉から出た油を使って、薄切りタマネギをキツネ色になるまで炒めます。どれだけ炒めたらいいのかよくわからなかったのですが、動画を見る限りキツネ色というよりマレーグマ色くらいに見えたので、45分間炒めてみました。やり過ぎたかもしれません。



 しかし、帝国ホテルのドライカレーについてくるフライドオニオンくらいにおいしくなりました。わかりにくい例えでスミマセン。ニンニクは先に入れると焦げるので最後に入れました。



○火をいったん止め、いろいろ入れて、ひと煮立ちさせる



 野菜のゆで汁・豚肉・ニンジン・ジャガイモ・ローリエを入れて、5分ほど煮ます。具だくさんで、テンション上がります!



○ルーを投入、いよいよカレーの姿が見えてくる



 ついにカレールーを投入します。寝かせておいたルーのラップを開いた瞬間、いい香りがするする。普通のルーなら3センチくらいしか飛ばない香りが、3メートル先まで香ってきそうです。全体で253グラムでしたので、このうち170グラムを使います。



 ちなみに26センチのフライパンでは、あふれそうになりました。くし切りタマネギもここで投入します。



○すりおろしニンニク・バター・塩を入れる



 ここで入れるニンニクは6グラム。大きい1かけ分でした。先に13グラム入れていますし、ルーにも入っています。かなりニンニク、効かせています。



○ビール・イチゴ果汁・塩辛の汁を入れて混ぜる。



 隠し味を入れたら、いよいよ完成です。イチゴ果汁と、塩辛の汁を入れます。塩辛はイカごと入れちゃいましたけど。



 そして、ビールも入れます。レシピでは“苦味強め”という指定です。「苦いビールって何?」と思ったので、詳しい人に聞きました。



 『白熱ビール教室 』(星海社新書)の著者である杉村啓さんに聞いたところ「苦味強めというと、スタウトなどの黒ビール系かIPAがいいと思います。しかし、テレビで見たところ黒ビールではなさそうなのでIPAか、普通のビールだったらエビスビールが良さそうです」と教えてくれました。



 入手しやすいIPAというと“インドの青鬼”。ローソンなら高確率で売っているそうです。これを30cc入れます。残りの320ccは飲みます。



 隠し味を入れるたびに、味がととのいます。イチゴで華やかな酸味が加わり、塩辛で深い塩味が、ビールで大人の苦味とコクが出ます。隠し味ってこういう仕事するんですね。



 そして、この状態でもおいしいけど、キムチとブルーチーズでさらにおいしくなるそうです。これらを用意して放送を待てとの指示。さあ、テレビの前で待機じゃ、待機じゃ。



●実食じゃー! こりゃー、お店の味だあああ



 まずは、キムチとブルーチーズを使わない状態で食べてみましょう。



 もうね、これだけでも間違いなくおいしいです。家のカレーというよりお店のカレーですね。40歳くらいのカレー大好きな男性が、ここ2〜3年くらいに出店して、先月Dancyuに紹介されました、みたいな味です。そうですね、筆者の妄想では、店主はカッコイイ人で、無精ヒゲが似合うような……うん、つまり、長瀬くんみたいな人です。



 具がたっぷりなのがうれしいところです。ジャガイモとニンジンのゆで具合は完璧。ホテルオークラレシピでゆでたブロッコリーに並ぶちょうど良さです。そして、豚肉とカレーの相性が抜群です。ここまで材料同士がピッタリくるってすごいなぁと感じました。



○追い隠し味・第1弾はブルーチーズ!



 “キムチ”と“ブルーチーズ”は何に使うのかというと、“追い隠し味”です。どちらか好きな食材をプラスします。



 ブルーチーズの場合は、3〜4人分のカレーに対し10グラムを刻んで入れます。コクと臭みがプラスされ、ヤミツキ度が上がります



○キムチの汁で辛味をプラス



 キムチの場合は、3〜4人分のカレーに対し、キムチの汁を小さじ2杯入れます。辛味とコクが追加されました。



 “臭み”食材を入れることで、麻薬度が上がりました。臭い物って旨いんです。クセになるんです。ブルーチーズとキムチのどちらがいいかは、ふだん、どちらの臭みに慣れているかによるのでは、と思いました。どちらもそれぞれおいしいです。



 そして、すべてにおいてオススメしたいのは、DASHカレーとともにビールを飲むこと。そうです。隠し味で使った“インドの青鬼”です。まさに、こいつがカレーとベストマッチします。



 隠し味に使った食材を思い出しみましょう、イカの塩辛、キムチ、ブルーチーズ……どれもビールに合うじゃないですか。すべての食材がビールに向かって調和してるんです。ですので、このカレー、インドの青鬼が好きな方々に特にオススメしたいです。



 さて、最後にお金の話です。1食当たりにすると350円程度(家に元々あった食材を除く)でできましたが、買い物総額は7000円弱……。いろんな材料が余ったとは言え……結構、お高いです!



 もう一度食べたいかと聞かれたら、迷わず食べたいと答えます。本当においしかった。けれど、もう一回作りたいかと言われたら……。うーん。ハマル人はハマルでしょう!


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  • 昨日のDASH見てたら、なんとなく「最終回が近いのかな?」って気にさせられた(;´∀`)
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