バルセロナに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが30日、給与削減に応じたことを自身のインスタグラムで発表した。
クラブも同日、公式サイトを通じて幹部や一部を除く全プロスポーツチームが、非常事態宣言の期間中の給与を削減することで合意したことを発表。サッカーのトップチームは、非常事態期間中の給与70パーセント以上カットで合意したという。
これまで選手たちが給与カットを拒否したなどと報じられてきたが、メッシはインスタグラムに掲載した声明でそれを否定し、クラブとの話し合いの舞台裏を明かした。
「この非常事態期間の選手の給与に関して、バルセロナのトップチームのことがいろいろ書かれ、言われてきた」
「何よりもまず、僕らは常に給与削減を受け入れる意思があったことをはっきりさせておきたい。異例な状況だと理解しているし、クラブから頼まれたときに、選手たちは“いつも”真っ先にクラブを助けてきた。それ以外にも、必要性や重要性を感じた時には僕らが自ら進んで取り組んできた」
「だから、クラブ内部に、僕らのことを詳細に調べ上げ、僕らが常に行っていることをさせるためのプレッシャーをかけてきた人がいたことに驚きはない。実際、合意がこの数日遅れたのは、この困難な時期にクラブや従業員を助けるための方法を探したかったからだ」
「僕らとしては非常事態期間の給与の70パーセント削減を受け入れ、さらにこの状況の中でクラブの従業員が100パーセントの給与を受け取れるように貢献することを発表する。僕らが口を開かなかったのは、クラブだけではなく、この状況の影響を最も受ける人たちも助ける現実的な解決策を見つけることが優先だったからだ」
「最後に、厳しい時間を過ごすクレ(バルセロナサポーター)や、自宅でこの危機の終わりを待つ人たちに愛情のこもった挨拶とたくさんの元気を送りたい。もうすぐこの状況から抜け出せるはずだ。みんなで頑張ろう」
「バルサ万歳! カタルーニャ万歳!」
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