現役時代にミランやユヴェントスなどで活躍した元イタリア代表のアンドレア・ピルロ氏が、指導者になった際の展望について言及した。30日に、スペインのラジオ局『カデナ・セール』が報じている。
現在40歳のピルロ氏は、現役時代に“希代のレジスタ(指揮者・演出家)”と評され、特にミランやユヴェントスで重要な役割を演じてきた。2017年11月に引退を表明し、現在は指導者の道に進むことを目指しているようだ。
指導者のライセンスを取得した後は、古巣のユヴェントスに戻る可能性が噂されているピルロ氏だが、本人いわく「別の選択肢」もあるという。インスタグラムでファンから将来についての質問を受けると、過去にシンパシーを感じていることを明かしたあるクラブの名前を出した。
「私には多くのお誘いがあってね。真剣に検討しているところだよ。海外からのオファーもあるから、すでにいろいろと準備を整えているんだ。たとえば……、バルセロナが私を待っているよ」
ピルロ氏は現役だった2010−11シーズン開幕前に、ミランからバルセロナに移籍する寸前だったことを、過去に明かしている。ズラタン・イブラヒモヴィッチとのトレードでのバルセロナ入りは結局実現しなかったが、「もし移籍が実現していたら、確実に素晴らしい経験となっただろう」と述べている。
果たして、ピルロ氏が指導者としてスペインに降り立つ日は訪れるのだろうか。