「日本のようにならないか?」韓国プロ野球界で“開幕”懸念の声

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2020年03月31日 12:02  ベースボールキング

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ベースボールキング

韓国・コチョクスカイドーム(ソウル)
◆ 4月7日“開幕”「練習試合」必要かもしれないけど…

 世界中で猛威を奮っている新型コロナウイルスの問題。日本のプロ野球界では選手の感染も判明し、無観客での練習試合が続けられていたファームも当面の間試合を中止することを発表したが、おとなり韓国でもプロ野球リーグ(KBO)の動きに視線が集まっているようだ。

 『スポーツ朝鮮』は29日に「NPBのようにならないか?現場は4月7日を待っているが…安全の維持が最優先」と題したコラムを投稿し、球界を取り巻く状況を説明している。

 現在、KBOは全ての対外試合を中止しており、各球団は紅白戦で実戦を続けている状態。KBOは社会状況をみたうえで4月7日に練習試合を解禁し、4月20日のシーズン開幕へ向けて準備していく方針を示していた。

 同メディアは「身内だけで紅白戦を2週間以上実施したために、ややチームの雰囲気が緩んでいることも事実」「単調な生活パターン、限定的な外出などでチームの雰囲気は全体的に沈んでいる」と現状のネガティブな側面を述べつつ、「球団間の練習試合が必要かもしれないが、問題は“安全性担保”だ」と指摘。

 さらに、NPBで練習試合が開催されているなか選手の「外食」によって感染者が出たことについても言及し、「(KBOは)練習試合を開催するなら、徹底した注意と安全性確保を最優先にしなればいけない。皆が疲弊している状況だが、だからといって気の緩みをみせることはできない」と、日本で起きた事例を教訓に、いま一度気を引き締める必要があると伝えた。

 このコラム投稿から2日が経過し、同国内では新型コロナウイルスに関する状況が大きく悪化していないものの、依然として不安が続いている状態で、『韓国日報』によると、シーズン開幕可否の指標になるとされている4月6日の小・中・高校の通常始業も厳しい状況だという。

 KBOは31日に球団代表者による実行委員会を開き、4月7日のリーグ理事会でシーズン開幕日など今後の運営について議論するとのこと。“再延期”ムードのなか舵取り役がどのような決断を下すのか、人気スポーツ「プロ野球」の行方に注目が集まっているようだ。

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