iPhone 12、発売は2021年にずれ込む? 新型コロナウイルスの影響受けAppleは慎重な姿勢に

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2020年04月01日 07:01  リアルサウンド

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写真『MacRumors』より
『MacRumors』より

 初の5G対応となるiPhone 12の発売時期が、当初予定していた2020年9月から大幅に遅れ、2021年にずれ込む可能性があることがわかった。


(参考:iPhone 12、iOS14から新たなデザインリーク? 画面からノッチ完全廃止か


 Appleは依然として、例年通り秋頃にリリースすることも選択肢として残しており、5月頃に方向性が決定されるとのことだ。


・市場の先行き不透明、初の5G iPhoneは“失敗できない”
 『Nikkei Asian Review』は、この問題に詳しい複数関係者の談話を伝えている(参考:https://asia.nikkei.com/Spotlight/Coronavirus/Apple-weighs-delaying-5G-iPhone-launch-by-months-sources-say)。


 Appleは、サプライチェーンの制約とは別に、現状スマートフォンをアップグレードする消費者の意欲が大幅に低下しており、市場の反応が鈍くなることを懸念しているいう。


 SamsungやHuaweiといった競合メーカーは、1年先行して既に5Gを投入しており、Appleには「最初の5G iPhoneをヒットさせなければならない」という気持ちがある。


 そんななか、Appleはサプライヤーに対して、2020年に向けて4つの新機種を最大1億台、生産する準備を要請していたが、しかし中国の湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルス(COVID-19)は、世界中に飛び火し、ヨーロッパ諸国やアメリカでアウトブレイク。iPhone売上の半分以上を占める欧米という2つの市場が混乱に陥ったことにより、Appleはリリースを遅らせることが必要か慎重に評価を続けているようだ。


 もう一人の関係者は「Appleは、世界的に先行き不透明な状況を考慮して、遅くとも5月頃には、最終的な決断を下す」と明かしている。


 Appleは、サプライヤーと協力して、3月上旬から新型iPhoneのプロトタイプを開発する予定だったが、この作業には現地でのテストを必要とし、渡航制限により遅れが出ている。


 同記事でも、この件に近い筋からのコメントとして「まだ、あきらめていません。問題を整理中で、議論は初期段階であり、秋のローンチは俎上から完全に外れてはいません。しかし、5G iPhoneは最悪のシナリオでは2021年に延期される可能性があります」と話していることを紹介した。


・サプライヤーへの影響も必至
 『MacRumors』などによると、部品サプライヤーに、2〜3カ月、量産スケジュールの延期をするように指示が出されたという情報もあるが、台湾のプリント基板(PCB)メーカーは、そのような事実はないとしている(参考:https://www.macrumors.com/2020/03/27/taiwan-pcb-makers-deny-5g-iphone-delay/)。


 Appleの決定は、米国、欧州、日本、韓国、中国といった世界中の多くのサプライヤーに影響を及ぼすため、Appleも非常に難しい決断だというのは理解しているだろう。年末までには事態が改善することを期待しているというが、現在も感染は拡大。世界経済に甚大な被害を与えている。


 世界市場の先行きが不透明の中、iPhone 12の生産とリリースの状況も、混沌としているようだ。


(Nagata Tombo)


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