再選狙う小池百合子都知事 都議会自民党から総スカン

5

2020年04月01日 08:00  AERA dot.

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AERA dot.

写真安倍首相(右)に申し入れをする小池知事=3月26日 (c)朝日新聞社
安倍首相(右)に申し入れをする小池知事=3月26日 (c)朝日新聞社
 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、東京五輪・パラリンピックの1年程度の延期が決まった翌日の3月25日。東京都の小池百合子知事は会見を開いて「ロックダウン(都市封鎖)」をちらつかせながら週末の外出自粛などを呼びかけ、スポットライトを浴びた。

【写真】小池知事を支持する都議会の“ドン”

 その後も周辺4県の知事とのテレビ会議や安倍晋三首相への申し入れ、テレビ出演を次々とこなした。7月5日投開票の都知事選に向けた猛アピールにも見える。

「先週末まで小池知事の独壇場でしたね。だけど、官邸サイドでは安倍首相主導のシナリオを考えていて、小池知事と主導権争いの様相です」(自民党秘書)

 厚生労働省など関係機関は都市封鎖のシミュレーションを開始しているという。

 東京の感染者は計300人を突破し、全国1位。ある自民党都議は冷ややかに話す。

「日本でロックダウンをしても、外出したら警官が逮捕するというようなことは法律上できないんです。日本のは新型インフルエンザ特別措置法であって、あくまでも自粛要請で、自宅にいてくださいというお願いでしかないですから」

 医療ガバナンス研究所理事長の上昌広医師も言う。

「日本の場合、恐らくすでに蔓延(まんえん)している状況ですから、封鎖してもあまり意味はないんです。人類がやってきた感染症対策は、じっくり時間をかけて免疫力をつけるというやり方。英国とドイツもこの方法でやろうと言っていたんですが、世界中から反発を受け、『やっぱりロックダウンする』となってしまったんです」
 
 医師の中島克仁衆院議員(無所属)はこう指摘する。

「満員電車は走っていたし、東京が対策として何をやってきたかが、あまり見えないんですよ。ロックダウンの可能性がありうると言いだしたのは、東京五輪の延期が(事実上)決まったころですから。最初に五輪開催ありきなのかなと映ってしまいます」

 この騒動の中、都知事選について自民党本部の二階俊博幹事長は「小池氏支援」を表明した。これに若手の自民党都議らが猛反発。都議会自民党の小宮安里政調会長は会見で、「小池さんを都知事としてふさわしいとは思っていません」と言った。ただ、対抗馬が見つからない。

「今、小池さんは自分が主役になっているのがうれしいんじゃないですかね。ロックダウンとか横文字で言って、ちょっと世の中をあおりすぎていると思います」(前出の自民党都議)

 小池劇場の再来だ。(本誌・上田耕司)

※週刊朝日  2020年4月10日号

このニュースに関するつぶやき

  • 東京都民としてひとこと、小池百合子都知事が立候補した場合、絶対に投票しません。前回も投票していません。
    • イイネ!7
    • コメント 3件
  • 人類への災厄であっても、自らの権力維持のために利用できるだけ利用。「仮想敵」を作って攻撃するという二番煎じ。
    • イイネ!9
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(3件)

あなたにおすすめ

前日のランキングへ

ニュース設定