バルセロナは3月30日、新型コロナウイルス感染拡大がクラブの財政に影響を与えていることを受けて選手やクラブ幹部の給与を削減することを発表した。トップチームの選手たちは給与の70パーセント以上をカットすることで合意した。スペイン大手紙『MARCA』電子版によると、この給与削減によってクラブは月に3200万ユーロ(約38億円)を節約できるという。
■メッシはいくらカットされる?
また、『MARCA』電子版はトップチームのキャプテンを務めるリオネル・メッシ、副キャプテンのセルヒオ・ブスケツ、第3キャプテンのジェラール・ピケ、第4キャプテンのセルジ・ロベルトというキャプテン4人の給与カット分で860万ユーロ(約10億2000万円)が節約できると報じている。
内訳はメッシが500万ユーロ(約5億9000万円)、ブスケツとピケが各150万ユーロ(約1億7750万円)、S・ロベルトが70万ユーロ(約8300万円)。
このほか、ルイス・スアレスはブスケツやピケと同等の額、メッシに次ぐ高給取りであるアントワーヌ・グリーズマンは210万ユーロ(約2億4900万円)がカットされるという。
リーグ戦の再開が決定し、そこに向けてのプレシーズンが始まれば選手たちには通常どおりの給与が支払われることになる。現状では6月下旬の再開が見込まれており、その場合は6月上旬にプレシーズンに入るため、給与カット期間は約2カ月半となり、トップチームの給与だけで約9000万ユーロ(約106億5000万円)が節約されることになるという。