嵐「やる気のなかった」時代からの転機、24時間テレビの舞台裏と相葉雅紀の涙

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2020年04月02日 16:00  週刊女性PRIME

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写真嵐(左から)大野智、松本潤、二宮和也、相葉雅紀、櫻井翔
嵐(左から)大野智、松本潤、二宮和也、相葉雅紀、櫻井翔

 今年いっぱいでグループでの活動を休止する嵐。今では国民的アイドルとして輝かしい功績を残しているが、ブレイクするまでには多くの苦難を経験してきた。活動休止まで残り9か月となったいま、メンバーが見た光と闇を振り返る──。

嵐、不遇の要因のひとつは……

 '99年にデビューしてレギュラー番組を持ち、少しずつ知名度をあげていっただが、'02年から数年間は“冬の時代”に直面した。

「'02年の12月末にテレビ朝日系の『ミュージックステーションスーパーライブ』に出演した際、嵐の出番はオープニングで、時間は2分もなかったんです。歌番組の視聴率は後半になるにつれて上がっていくので、トップバッターはあまりいいポジションとは言えないんですよ」(レコード会社関係者)

 この時期は、CDの売り上げも伸び悩んでいた。

「'03年の『とまどいながら』や『ハダシの未来』はオリコンランキングで1位をとれず、'04年の『PIKA★★NCHI DOUBLE』は14万枚と嵐で最も売れなかったシングルに。状況を打開するため、'03年には、さいたまスーパーアリーナで販売促進のために握手会を開催しました。デビュー直後のグループがやることはあっても、デビューして4年もたってからやるのは異例でしたよ」(同・レコード会社関係者)

 逆風が吹き始めていた5人に追い打ちをかけるように、強力な“ライバル”も現れた。嵐の7年後にデビューしたKAT-TUNだ。当時は、現メンバーの亀梨和也中丸雄一上田竜也に加えて、元メンバーの赤西仁田中聖田口淳之介もいる6人で、とにかく勢いがあった。

和やかな雰囲気の嵐とは対照的に、ブラック&ワイルドをコンセプトにした“ギラギラした不良”を全面に出していてインパクトがありました。デビュー前にもかかわらず、'05年に亀梨さんと赤西さんが出演した日テレ系のドラマ『ごくせん 第2シリーズ』は全話の視聴率が25%を超えました。'06年のデビューシングル『Real Face』は104万枚を売り上げミリオンを達成。一躍、大ブレイクを果たしましたね」(テレビ局関係者)

 後輩の圧倒的な勢いに押され、先にデビューした嵐のほうが“ギリギリ”になっていた。そんな状況に、焦りを見せるメンバーもいて……。

松本潤さんは、赤西さんをかなり敵視していました。プロ意識の高い彼は当時、少々いい加減な雰囲気を漂わせていた赤西さんをよく思わなかったのでしょう。ある番組で共演した際、本番前にエレベーターで2人が一緒になったときに、挨拶をした赤西さんを松本さんはにらみつけたそうですからね」(同・テレビ局関係者)

 嵐のブレイクを遅らせたのは、5人の“ある弱点”も原因だった。

音楽業界では、デビュー間もないころの嵐は“やる気がない”と言われていました。ジャニーズJr.からすぐにデビューしたので、下積み時代が短かったんです。あまり苦労していなかったので、“絶対に売れてやる!”というハングリー精神に欠けていたんですよ」(芸能プロ関係者)

和やか雰囲気が裏目にでることも

 もともとの彼らの気質も関係していたのかもしれない。

「みんなほのぼのしていて、自分から前に出るタイプではありませんでした。そんな和やかな雰囲気がファンからも愛されていたのですが、芸能界で生き残るうえでは、それが裏目に出てしまうこともあったんです」(同・芸能プロ関係者)

 積極性を見せないことで、スタッフからの評価が低くなってしまったことも。

歌番組ではMCが話を振りやすくするために、事前にアンケートを書いてもらいます。まだ売れていないアイドルはびっしりエピソードを書くもの。大野さんは長文で記入していたそうですが、ほかの4人は当たり障りのない回答ばかりだったといいます。深みのないエピソードばかりでは目立ちませんよね」(同・芸能プロ関係者)

 なかなか日の目を見なかった彼らにもチャンスが訪れる。'04年の『24時間テレビ』(日テレ系)で、初めてのメインパーソナリティーに抜擢されたのだ。

 当時、同番組の総合演出を担当し、現在は京都芸術大学で客員教授を務める村上和彦氏に話を聞いた。

「前の年はTOKIOがメインだったので、'04年はフレッシュ感を出そうということになりました。ただ、当時の5人の知名度を心配する声もあったので、スペシャルサポーターとして東山紀之さんをつけるようお願いしたんです。メインは嵐ですが、脇にいわば重鎮がいるスタイルにしました」

 大役が決まったことを5人に伝えた際のメンバーの反応が印象に残っているという。

みんなすごく喜んでいました。ただ、東山さんをサポートにつけることを伝えると、頭のいい櫻井翔さんは“僕たちだけではダメなんですか?”と真剣な顔で聞いてきましたね。“ベテランの人がいたほうが、君たちも安心できるから”とフォローしましたが、彼は見抜いていたと思います」(村上氏、以下同)

 それでも、5人は全力で番組に取り組んだ。

大野智さんは耳の聞こえない少年とダンスをし、櫻井さんは目の見えない女の子とピアノを弾くなど、子どもたちと一緒に練習をして本番は武道館で演奏するという企画がメインでした。カメラを入れたロケは3〜4回でしたが、5人はそれ以外の日も時間を見つけて足を運び、練習を重ねていたそうです」

 エンディングでは、相葉雅紀がメンバーに向けて、“トップになる夢を叶えよう”という手紙を読み上げた。

ほかのメンバーには内緒にしたサプライズ企画でした。台本でも、“故郷のおじいちゃん、おばあちゃんが孫たちに感謝する”という内容をやることにしていました。“謎のVTR”とすると、勘のいい櫻井さんに気づかれる可能性がありましたからね(笑)。相葉さんは涙を流していて、ほかのメンバーも必死に涙をこらえていましたよ

 相葉の手紙で、夢を再確認した5人。ここから、彼らはそれぞれの得意分野で才能を開花させ、世の中に“嵐”を巻き起こしていくのだった──。

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