会いにいけない動物、家から楽しめる方法あります 動物園・水族館の「ライブカメラ」が外の世界との接点に

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2020年04月03日 07:00  ウィズニュース

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写真地獄谷野猿公苑(長野県下高井郡)のライブカメラの画像=地獄谷野猿公苑
地獄谷野猿公苑(長野県下高井郡)のライブカメラの画像=地獄谷野猿公苑

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、不要不急の外出自粛が続いています。せっかくの休みなのに、どこにも行けない……そんなときに提案したいのが、水族館や動物園が提供しているライブカメラです。臨時休館していても、ライブカメラはそのまま提供している施設もあり、遠方でなかなか足を運ぶのは難しそうな場所でも、リアルタイムで元気な動物たちの姿を見ることができます。SNSでは「癒やされる」と紹介する投稿や、ライブカメラが外部とつながる「デジタルの窓」の役割になっているという声も。週末を前に、さまざまなライブカメラをご紹介します。(朝日新聞デジタル編集部・野口みな子)

【画像】ペンギン、ウォンバット、ホッキョクグマ…ここまで見えるぞ!動物園・水族館の「ライブカメラ」

ペンギンがたまらない、サンシャイン水族館
 サンシャイン水族館(東京都豊島区)は3月3日から臨時休業していますが、「アシカたちの砂浜」「草原のペンギン」「クマノミ水槽」の3つのライブカメラはサイトやYouTubeから見ることができます。

 映像は24時間見られる状態ですが、サンシャインシティの担当者によると、夜になると消灯し、生き物も眠りにつくため、実質観察に適しているのは日中だといいます。

 いつも生き物たちが画面の中で姿を現してくれる訳ではありませんが、タイミングによってはエサを食べている様子や、飼育員の方が掃除している姿も見れるかもしれません。記者が見たときには、「クマノミ水槽」でカラフルな魚たちを見ることができ、「草原のペンギン」でてちてちと歩くペンギンはいつまででも眺めていられました。

 また、サンシャイン水族館では今回の新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、インスタグラムでもライブ配信を開始。こちらは不定期開催となりますが、飼育員の方が生き物の説明するなどの発信をしています。詳しくは同館のサイトやTwitterアカウント(@Sunshine_Aqua)をご確認ください。

 サンシャイン水族館のライブカメラ一覧:https://sunshinecity.jp/aquarium/livecamera/

ホッキョクグマに癒やされる…日本平動物園
 静岡市立日本平動物園(静岡市駿河区)では、3月末まで園内で行われるイベントを中止し、4月1日から一部イベントを再開しています。同園が提供するライブカメラでは、8時〜17時までYouTubeでホッキョクグマの様子を見ることができます。

 展示されているのはオスのロッシーとメスのバニラ。のっそり動く2匹はつかず離れず、時には水槽でダイナミックな動きを見せることも。映像も鮮明で見やすいです。

 静岡市立日本平動物園のサイト:https://www.nhdzoo.jp/livecam/

複数台カメラがありがたい、地獄谷野猿公苑
 ニホンザルの興味深い生態を間近で観察でき、温泉に入る姿でも有名な地獄谷野猿公苑(長野県下高井郡)では、温泉や渓谷などの様子を複数台のカメラで撮影しており、数秒毎に切り替わります。

 このため、特定のアングルでサルが見つからなくても、待っていれば別の場所で発見できるかもしれない、探すワクワク感もあります。運が良ければ、気持ちよさそうに温泉に浸かるサルたちを見ることができるかも知れません。

 3分に1回更新される静止画モードは、データ通信料が気になる方にもおすすめです。ライブカメラは公苑の営業時間内(8:30〜17:00)であれば見ることができ、1時間毎の静止画は昨日分まで閲覧可能です。

 地獄谷野猿公苑のライブカメラページ:http://www.jigokudani-yaenkoen.co.jp/livecam2/video.php

エサの時間の目安もわかる、西山動物園
 4月12日までの臨時休園が決まっている西山動物園(福井県鯖江市)では、午前9時から午後4時30分まで、レッサーパンダの映像が見られます。しかも、屋外展示場と屋内展示場の2台構えです。

 1分以上の閲覧は、映像を静止画(10秒間隔更新)に切り替えられ、同時利用は30人程度の想定とのことですが、エサの時間や種類の記載もあり、ベストタイミングを狙いやすいかもしれません。

 西山動物園のライブカメラページ:https://www.city.sabae.fukui.jp/kurashi_tetsuduki/doro_kasen_koen/nishiyamadobutsuen/panda-raibu.html

カメラのアングルまで操作できる! 五月山動物園
 五月山動物園(大阪府池田市)は4月7日まで休園が予定されています。こちらのライブカメラのすごいところは、ウォンバットの展示エリアの周囲に、なんと5台のカメラを設置。しかも、視聴者がカメラのアングルを操作できるというもの(21時〜翌朝6時までは閲覧のみ)。ただし、こちらも1台のカメラへの同時アクセスは30人までで、操作できるのも一度に1人のみ。希望者が他にもいる場合は、操作に30秒の制限時間が設けられます。

 アングルが変えられることで、動くウォンバットを追いかけて観察することができます。モフモフのウォンバットがもぐもぐ食べる姿のかわいいこと……。

 カメラの位置や角度によっては、周辺の様子や近くの展示エリアの動物も眺めることもできます。この日の屋外の一部のカメラは周辺の桜にズームアップされていました。リモートで花見をしている方がいたのかもしれません。

 五月山緑地管理センターの担当者も「桜を見たり、飼育員の様子を観察したり、いろいろな使い方をされているようです」。記者も、東京から遠く離れた大阪の桜をゆっくり眺めることができました。

 五月山動物園ライブカメラ「ウォンバットてれび」:http://www.wombat-tv.com/

     ◇

 宮島水族館(広島県廿日市市)のスナメリや、対馬野生生物保護センター(長崎県対馬市)のツシマヤマネコなど、貴重な生き物たちをライブカメラで観察することができる施設は他にもあります。ライブカメラを見られる時間や同時利用数などに制限がある場合もありますので、各施設のサイトをご確認ください。

 新型コロナウイルスの影響で、全国のさまざまな動物園・水族館が閉園・閉館し、営業が縮小されていますが、変わらず生き物たちはそこで暮らし、職員の方々が世話をしています。通常通りの営業に戻ることを願いながら、できる限りの発信をされています。

 私たちも暗いニュースが続く中、家で過ごす時間が長くなると、外の世界とのつながりを感じられず、ゆううつになってしまうこともあるかもしれません。いつ画面の中にやってくるかわからない動物たちですが、生き物の気配を感じながら、のんびり過ごすだけでも、心にゆとりが持てる気がします。みなさんにとって家での時間が、少しでも健やかなものになりますように。

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