霜降り明星、ポケモンに学ぶ王者論「正解のない道」 “ないゴール”目指すサトシと一緒

0

2020年04月03日 07:30  ORICON NEWS

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ORICON NEWS

写真アニメ『ポケットモンスター』にゲスト声優出演する霜降り明星(左から)せいや、粗品 (C)ORICON NewS inc.
アニメ『ポケットモンスター』にゲスト声優出演する霜降り明星(左から)せいや、粗品 (C)ORICON NewS inc.
 5日放送の人気アニメ『ポケットモンスター』(テレビ東京系 毎週日曜 後6:00)にゲスト声優としてお笑いコンビ・霜降り明星が出演する。「松本人志さん、とんねるずさんは、全員ミュウツーに見えます」「僕らの芸人世代は、ほかの世代の方に比べて、クオリティーや言動に注意していると思います」「僕ら芸人が目指すものって、サトシが目指す『ポケモンマスター』と同じで、誰かが認定してなれるものではなく正解のない道だと思います。王者に正解、ゴールはないのです」と『M-1グランプリ』王者から見た“芸人”と“ポケモン”の共通点から、サトシと同じ王者として今後、目指す場所を語ってもらった。

【画像15枚】サトシ&ピカチュウと対決!霜降り明星2人が演じるキャラクター

■松本人志、とんねるず…芸人の大先輩は「全員ミュウツー」最強、敵わない能力

――ポケモン好きとして知られる2人ですが、同局のバラエティー番組『おはスタ』でポケモンのコーナーを担当しており、自身の単独ライブや冠番組でも「つのドリル」「ギガドレイン」「あてみなげ」など、ポケモンのわざ名を付けるなど愛情があふれています。ポケモンの思い出がたくさんありそうですが。

【粗品】 僕らはポケモンが本当に好きでライブや番組タイトルにポケモンのわざ・用語を使わせていただいています。「だましうち」「あてみなげ」などなど、個人的に出演したドラマ『絶対零度』もポケモンのわざで、本当にポケモンと不思議な縁があるなと感じています。せいやとは、好きなことの共通点がたくさんあるのですが、その中で一番盛り上がるのがポケモンですね。

 どのコンビも一緒だと思いますが、電話で話す機会は少なくて緊急の時くらい。その中で先日、何年かぶりに電話した時の会話が「ポケモンの新作(※『ポケットモンスター ソード・シールド』)、ソードとシールドどっち買った?」と(笑)せいやはソードを買ったみたいなので、お互いにポケモン交換するために僕はシールドを買いました。ポケモンがコンビ愛を繋いでいると感じています。

 アニメ「ポケットモンスター」で思い出に残っているのは、ピカチュウがケチャップをペロペロ舐める回で一番好きです。1997年に放送された、「たいけつ! ポケモンジム!」の回で、大切に持っていたケチャップの容器をストライクのわざ「いあいぎり」で切り裂かれて泣いてしまうのは、かわいかったです。サトシのピカチュウが「ケチャップ好き」という設定が良かった。

 僕はファンの方から「インテレオンに似ている!」とよく言われてます。ひょろっとしているところなんでしょうけど、僕自身は目つきがビリリダマに似ていると思います(笑)『劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕』でダウンタウンの浜田雅功さんが、ヤドキングの声を務めているのですが、ポケモンファンの僕からすると、松本人志さん、とんねるずさんは、全員ミュウツーに見えます。特性が「プレッシャー」だから“圧”があるという変な意味ではなく、最強、敵わない、能力がえぐいと思っています(笑)。

【せいや】 物心ついたころ、初めて見たアニメがポケモンでした。今でも覚えているのは幼稚園の時、外で遊んでいてもアニメを見るために全力で走って帰宅して体育座りで見ていたことです(笑)。一番好きな回は番外編「イワークでビバーク」で、サトシが雪山で遭難してしまい、吹雪から身を守るために横穴を掘ってビバークをするのですが、手持ちのポケモン・ピカチュウ、ヒトカゲ、ピジョンたちがサトシを温めるために身を寄せ合う…。今でも泣けてしまいます。

――ポケモン好きとしてアニメにゲスト声優出演することになったわけですが、好きだからこそ喜びや不安など、複雑な心境があったのではないかと思います。

【粗品】 最初聞いた時は「とんでもない! 僕らがゲスト声優? いやいやいや…」と言葉にならない気持ちでした。親も喜ぶくらいのお仕事ですから。僕はメガニウムを演じるのですが、人ではなくポケモンの声優を務めるので、各段にうれしかったです。ほかの作品でしたら、人間や生き物を演じる機会はあると思いますが、ポケモンを演じられるのは、この作品だけですから。でも今回、初めて声優に挑戦したのですが、鳴き声で感情を表現するのは大変でした。ピカチュウと戦ったのですが、「ピカチュウ、いかつい!」と思いましたね(笑)演じている大谷育江さんの技量、メチャクチャすごかったです。

【せいや】 僕はポケモントレーナーを演じるのですが、子どものころの夢が叶いました。小さいころ、本気で「ポケモンマスターになる!」と七夕の短冊なんかに書いていたほどです。でも、段々と難しいことを知り、幼稚園のころ「なれないんだ…」と人生で初めての挫折を味わい泣いたのを覚えています。そして時が経った今、こうしてポケモントレーナーになることができました。さらに、サトシとピカチュウと戦うことができて光栄でした。

■「言動に注意する」お笑い7世代の芸風 芸人人生の冒険はまだ序盤“トキワの森”

――昨年、主人公・サトシは、1997年に始まったアニメシリーズを通して23年越しにポケモンリーグ初優勝を飾りました。お二人も2018年12月に『M-1グランプリ』で優勝するなど、サトシと“王者”という繋がりがあります。サトシやピカチュウの姿を見て振り返ると、憧れや人生において学ぶこともあったのではないでしょうか。【せいや】 サトシは今まで大会でベスト8、準優勝…と、なかなか勝ちきれていませんでしたが昨年、初優勝しました。僕らもM-1グランプリで3回戦敗退など経験していた中で、サトシと同じ年度で優勝することができたので、不思議な縁を感じています。今の時代、すぐにインターネット上でバラエティー番組やネタ披露の感想が出てくるじゃないですか。僕らの芸人世代は、ほかの世代の方に比べて、クオリティーだったり、バラエティー番組の発言でも「これ、言ったらまずいな」と言動に注意していると思います。細心の注意を払って時代に合わせてお笑いをやっている気がします。また、芸人なので、ポケモンみたいに愛されたい思いは強いです。ポケモンのかわいらしさは、見習う必要があると思います。

【粗品】 サトシは何回もバトルに負けたりしているのですが、へこたれず前を向いて歩いています。今回のアフレコ収録をして思ったのが、人生の経験値が違うなと感じました。僕ら芸人もネタがウケたりしない時があるのですが、ひな壇の番組でも「サトシとピカチュウの精神でやらなくては…」と本気で思いましたね。ただ、王者になったからと言って、無駄に気を引き締めていることはしていないですね。見られる機会が増えましたが、サトシと同じで、まっすぐ好きなことをしているだけです。

――そんな初優勝を飾ったサトシですが、今も「ポケモンマスター」を目指すため旅を続けています。お二人もM-1王者となったわけですが、頂点に立ったあと、目指す場所は一体なんでしょうか。

【粗品】 僕ら芸人が目指すものって、サトシが目指す「ポケモンマスター」と本当に同じだと思っています。ポケモンマスターは誰かが認定してなれるものではなく、正解のない道。僕らはM-1で優勝をしましたが、もっと“お笑い”を追求していかなくてはいけないと思いますし、お笑いマスターと言いますか「頂点に上り詰めていく」という意味ではサトシと同じです。「もっとお笑いをやりたい、もっとお笑いで戦いたい」そんな気持ちがあるので、王者に正解、ゴールはないのです。

【せいや】 僕らの芸人人生は本当にまだまだだと思っていて、ポケモンのゲームだと「トキワの森」を抜けた辺りだと思います。(※ゲーム『ポケットモンスター 赤・緑』の序盤)まだ、冒険が始まったばかりなので、これからの芸人人生が非常に楽しみなんです。

    あなたにおすすめ

    ニュース設定