GLAY、『Mステ』SPでどの曲を披露する？　「SOUL LOVE」「HOWEVER」……視聴者投票1位を予想

　4月3日放送の『ミュージックステーション』は3時間スペシャル。番組内の企画“みんなで作るMステ”としてToshI、Kis-My-Ft2、そしてGLAYが視聴者投票を実施する。中でも注目したいのは、今年デビュー25周年を迎えたGLAY。新曲「Into the Wild」の他、視聴者の事前投票で1位になった曲を演奏する予定だ。25年目のGLAYのテーマは“DEMOCRACY（民主主義）”。そんな中で行なわれた今回の投票は、GLAYの活動方針ともリンクした企画である。そこで本記事では、どの曲が1位を飾るのか、楽曲解説を交えながら予想を立ててみたい。

（関連：GLAY「SOUL LOVE」MV）

＜投票対象曲＞
GLAY『REVIEW II ~BEST OF GLAY~』（4CD）
1.a Boy〜ずっと忘れない〜
2.生きがい
3.VERB
4.Winter,again
5.Eternally
6.ALL STANDARD IS YOU
7.彼女の”Modern…”
8.口唇
9.グロリアス
10.サバイバル
11.ずっと2人で…
12.SOUL LOVE
13.時の雫
14.Bible
15.HOWEVER
16.BE WITH YOU
17.BELOVED
18.ホワイトロード
19.誘惑

※25周年記念ベストアルバム『REVIEW II 〜BEST OF GLAY〜』収録曲の中で、過去にミュージックステーションで披露したことのある曲が対象。

　まず、最有力候補として挙げたいのは、サビのキャッチーな歌メロが心地よい「SOUL LOVE」だ。〈ふいに心を奪った瞬間の〜〉と、多くの人が一度は口ずさんだことがあるのではないだろうか。1998年に「誘惑」と同時リリースされミリオンセラーとなった名曲だが、最近では、『REVIEW II 〜BEST OF GLAY〜』のCMで女優の北川景子が歌ったことでも話題になった。楽曲そのものの良さはもちろん、ファンの間ではMVも人気の理由の一つ。GLAYの4人とサポートメンバーが笑顔でふざけあう姿で全編が構成されており、その仲良しっぷりは見ている側をも自然と笑顔にしてくれる。言葉のいらない、魂で繋がる関係を描いた歌詞は、恋人や友人、家族など、自分の大切な人を想って聴きたい曲だ。こんな状況の今だからこそ、明るい気持ちをくれる「SOUL LOVE」で、元気をもらいたい視聴者も多いのではないだろうか。

　GLAYを代表する名バラード曲「HOWEVER」も、やはり候補から外せない。この曲を皮切りに、GLAYはシングル曲で6作品連続ミリオンを達成することとなった。GLAYの名を世に浸透させた曲と言っても過言ではないだろう。老若男女問わず認知度が高く、「GLAYといえばHOWEVER！」というイメージを持つ人も多い。1997年にリリースされた当時は、ラジオやお店の有線など至るところで流れていたし、カラオケに行けば誰かしらが必ず歌っていた。日本中から愛された名バラードだけに、GLAYの熱狂的なファン以外からも多くの票を集めそうだ。

　ファンからも人気で、一般的にも認知度の高い曲を挙げるとするなら「BELOVED」だろう。イントロのアコギから心を掴まれる、これぞGLAYという王道曲だ。リリースから20年以上経った今でもライブのセットリストに組み込まれていることが多く、様々な伝説のライブをファンとともに歩んできた歴史を持っている。また、“最愛”をテーマにした歌詞から、結婚式の披露宴などでウエディングソングとして使われることも多い。大切な思い出を彩る一曲として愛される「BELOVED」だけに、今回演奏される可能性も高そうだ。

　最後に、個人的な希望も込めて候補に挙げたいのが、2012年にリリースされた「Bible」。アップテンポでバンドのグルーヴ感が心地よいサウンドに、正しい生き方を模索するメッセージがこめられた曲だ。昨年秋から今年1月にかけて行なわれたGLAY25周年のアリーナツアーでも披露され、ファンの心に強く響いた。ぜひ地上波でより多くの人の心に届けてほしいと思う。

　ちなみに新曲の「Into the Wild」は、これまでのGLAYとは一味違う新境地を開拓した曲。ダークで怪しげなイントロから始まり、サビは大自然を彷彿とさせるような壮大さが感じられる。今も尚、進化し続けるGLAYの新たな一面にも、投票で選ばれた曲と合わせて注目したい。

　これまで数えきれないほどの名曲を世に送り出し、いくつものミリオンセラーを記録してきたＧLAY。それだけに、「一曲だけなんて選べない！」というファンも多かったようだ。どの曲が選ばれても、きっと視聴者の期待を超えるパフォーマンスを見せてくれることだろう。（南 明歩）