ローマに所属する元アルゼンチン代表MFハビエル・パストーレが、リーグ再開や給与削減、古巣復帰について言及した。イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が4日に伝えいる。
新型コロナウイルス感染拡大により、イタリア国内では約12万人の感染者が確認されている模様。セリエAは再開のめどが立たない状況となっている。
そうしたなか、パストーレはアルゼンチンのラジオ番組『Showsport La Red』内でリーグ再開について「この状況がどのように変化するのか様子を見ていきたい」として、次のように述べた。
「僕は5歳の時からフットボールを始め、僕にとって生活の一部となっていたが、人生において危険を冒すつもりはない。僕達の生活は以前と同じになることはないだろう。多くのことが変化する。家を出ることができたとしてもいつになるか分からない。例えプレーできたとしても無観客試合になるだろう」
寄付や損失回避のために給与削減を検討するクラブが増える中、パストーレは「僕達は現状を理解するためにローマ経営陣と連絡を取り合っている」とローマの対応について説明。「僕の意見を言うならば、クラブのために働いていないならば、クラブは選手に給与を支払わないのが普通」と持論を展開した。
また、ローマとの契約が2023年6月までとなっているパストーレは「僕は30歳だけど、2年前に非常に高額な投資をして僕を信じてくれたローマには、今でも多くのことを捧げたい」と、このままシーズン終了になってもローマに残留する考えを示唆。その上で将来的に母国アルゼンチンの古巣タジェレスに復帰する考えを明かした。
「僕は自分の考えを変えることができるかもしれないけど、今はローマのことを考えている。僕は妻にいつも『いつかタジェレスでプレーしたい』と言っているよ。時間が来たらそのクラブに戻る予定だ。それは僕の夢でもあり、そこで引退する可能性が高いだろう。少年時代に育ったクラブに貢献したいし、アルゼンチンに戻るのは大切なことだと考えている」