英代表DF、給与カットには賛成と語るも…「追い詰められているような気分」
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2020年04月05日 09:07 サッカーキング
トッテナムからの期限付き移籍でニューカッスルに所属するイングランド代表DFダニー・ローズが、新型コロナウイルスの影響による選手の給与カットについて語った。4日、イギリスメディア『BBC』が伝えた。
プレミアリーグは3日、新型コロナウイルスの感染拡大による経済的影響を考慮して、全クラブが選手たちと年俸30パーセントに相当する減額と支払延期について話し合うと声明で発表した。また、選手間でも、リヴァプールに所属するイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンと元イングランド代表MFジェイムズ・ミルナーが中心となり、イギリスの国民保健サービス(NHS)に対して数100万ポンドの寄付を行う計画が練られているようだ。
そんななか『BBC』のラジオ番組に出演したローズは、「僕たちはみんな、何か行動を起こしたいと思っている。最前線で戦っている人たちや影響を受けている人たちのために僕の給与を寄付することに何ら問題はないよ」と語り、NHSへの寄付に全面同意していることを明かした。
一方で同選手は、「僕たちは追い詰められているような感じがするよ。外野が色々と言ってくる前から、選手らの間では話し合いが行われていた。僕がヘンダーソンに電話をしたとき、彼はアイディアを捻り出すため、懸命に働いていたんだ。サッカーに関わっていない人が選手たちに対して、『君たちのお金で何かをしてくれ』と伝えるのは単に不必要だったし、奇妙に感じたね」ともコメント。プロのサッカー選手が緊急事態にアクションを起こすのは当然だ、という風潮に警鐘を鳴らした。
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