藤田淑子さんは1950年代に芸能活動を開始。TVアニメ『一休さん』や海外アニメ『トムとジェリー』など幅広いタイトルで声優を務めました。
歌手としては『ムーミン』の主題歌「ねえ！ ムーミン」をはじめ、今でも愛される名曲を歌い上げてきたことで知れています。
2018年に惜しくも亡くなられましたが、2020年には主演を務めた『デジモンアドベンチャー』や『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』のリメイク・再アニメ化が決定。藤田さんが演じたキャラクターはいつまでもファンの記憶に残っています。
そこでアニメ！アニメ！では「藤田淑子さんが演じた中で一番好きなキャラクターは？」と題した読者アンケートを実施しました。3月25日から4月1日までのアンケート期間中に77人から回答を得ました。
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■テレビ、映画、海外アニメなど、幅広い作品のキャラが集結
今回最も多くの票を獲得したのは『デジモンアドベンチャー』八神太一。20代から30代にかけて支持を集めました。
八神太一はパートナーデジモンのアグモンと共にデジタルワールドを冒険する主人公です。読者からは「藤田さんの“THE 少年”と言える元気でカッコいい声が大好きです」や「リアルタイムでデジモンを見てから、藤田さんの演じる太一のカッコ良さにずっと憧れています。ハツラツとした少年ながら、声から優しさや大人っぽさもあふれ出ていて安心感を覚えます」と熱血なだけじゃない主人公を演じたことが印象に残っています。
『キャッツ・アイ』来生泪は30代以上の読者から人気のキャラクター。来生三姉妹の長女で大人の雰囲気が漂う彼女には「少年役の多かった藤田さんですが、一番女性らしく色っぽい声だったので大好きでした」といったコメントが寄せられています。たまに見せる茶目っ気も魅力のキャラクターです。
『一休さん』一休は40代以上から多くの投票がありました。読者からは「再放送だったのでしょうか。子どもの頃、毎日見てました。なかなか辛い出生なのに明るく楽しく見られたのは、藤田さんのお声もあると思います。図書館司書をしていたのですが、貸出ビデオの人気もかなりのものでした」と長年愛されていることがうかがえるエピソードが届いています。
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『がんばれ元気』堀口元気には「幼少期から思春期までの声をイメージ通りに演じていたことに感動しました」。
『地獄先生ぬ〜べ〜』立野広には「とにかく元気。カッコイイのにちょっとおバカでかわいい広の魅力が藤田さんの声でより引き立っていました。亡くなったお母さんのエピソードでは泣きました」。
『モノノ怪』久代には「最初は宿屋の老女将として出てきますが、実は秘密があることがわかります。若い頃と現在の演じ分けが美しく艶やかでとても魅力的な演技でした」とノイタミナ作品にも投票がありました。
元気な少年役をはじめ、大人の女性や動物キャラ、洋画の吹き替えまで、さまざまな役柄がランクインしています。長きにわたって多彩なキャラを演じ、多くのアニメファンを生み出したことがわかるアンケートとなりました。
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[藤田淑子さんが演じた中で一番好きなキャラクターは？]
八神太一 『デジモンアドベンチャー』
来生泪 『キャッツ・アイ』
立野広 『地獄先生ぬ〜べ〜』
一休 『一休さん』
アルフレド・マルティーニ 『ロミオの青い空』
マライヒ 『パタリロ！』
ダイ 『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』
キテレツ 『キテレツ大百科』
堀口元気 『がんばれ元気』
月影千草 『ガラスの仮面』
久代 『モノノ怪』
ポリー・バケッツ 『Dr.スランプ アラレちゃん』
ぼのぼの 『ぼのぼの』（映画第1作）
ヘスター・ギャロップ 『蒼穹のファフナー』
ピエール 『長靴をはいた猫』
シャーロット・リンリン 『ワンピース』
ジェーン・ロイヤル 『スペースコブラ』
ジェリー 『トムとジェリー』
カーラ 『ターザン』
（回答期間：2020年3月25日〜4月1日）
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