ステキ女子と憧れられるOLの悩みは部屋の片づけができないこと――。何もかも完璧はムリ!な大人を励ますマンガ

1

2020年04月05日 20:11  ダ・ヴィンチニュース

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ダ・ヴィンチニュース

写真写真

 夜遅くにフラフラになり帰宅した時、散らかった部屋を見ると、ますます疲労が増大した…なんて経験をしたことはないだろうか? 片づけなきゃとはいつも思っている。だが、もうそんな気力は残ってないし、そもそもやるべきことが多すぎて、何から手をつけたらいいのかわからない。結果、物の捨て方や片づけの本だけが部屋にたまり、仕事の忙しさを言い訳に、部屋はますます散らかってゆく。…なんて社会人は、筆者だけではないと信じたい。

あわせて読みたい:男性からの“善意”のファッションチェックにうんざり!…だけど? 「なぜメイクする?」のヒントがここに

 加納梨衣先生のマンガ『カノジョは今日もかたづかない』(祥伝社)は、周囲からは仕事の評価も高く、素敵な彼氏もいて順調な「ステキ女子」だと憧れられているが、実際は無理しすぎているだけで、仕事はいつも余裕がなく、自宅の部屋もぐちゃぐちゃに散らかっていることに悩む俵あいな(29)の物語だ。あいなは元々、いじられキャラで抜けている性格。だが、競争率の高い会社に就職してデザインの仕事を始めて以来、キッチリして見えるよう外面を懸命に取り繕っていた。

 そんなある日、クリスマスに彼氏をはじめて家に招く予定だったあいなに悲劇が起こる。クリスマス直前に仕事が立て込んだあげく、中途入社1年、机の上はいつも片づけられ、きっちり定時で帰る男・深川に「…ホント要領悪いんスよね」ときつい言葉を投げられるのだ。結局、部屋を片づける時間がなく、彼氏との予定はドタキャン。自宅マンションの前で涙を流し立ちすくむあいなの前に、なぜか深川が現れて――!?

 本書は、「外」でちゃんと振る舞うことで精一杯。彼氏にも素を見せられず、ベランダしか安らげる場所がないあいなが、ムリして借りた1LDKの自宅で

「…毎日なんとかしなきゃって思ってるのに たくさんやりたいことがあるのに どうして こんなにうまくいかないんだろう…」

と、嘆く姿にとても共感した物語だった。無愛想な定時帰宅男・深川は、実はあいなと同じマンションで暮らしていることが判明し、クリスマスの日に「鍵をなくした」とつい嘘を吐いてしまったあいなを、完璧に片づいたステキなインテリアの部屋にあげる。そして、平日はあいなより2時間近く早く出社して仕事を終わらせ、オンとオフの切り替えを大事にしていることや、「要領が悪い」と指摘したことは、休む時は休むように、優しさのつもりで言ったことを告げるのだ。

 

 本作は今のところ、具体的な片づけの方法はほとんど出てこないのだが、あいなの本性をいち早く見抜いた深川の登場で、思わずクスクスと笑ってしまう彼女の可愛らしい“素の一面”をさらけ出せる場所ができたことにホッとしたし、彼らの今後の関係もとても気になった。人間、何もかも完璧に仕上げることは無理がある。犠牲になるのは仕事ではなくプライベート…という大人はとても多いと思う。そんな人たちにこそ手に取ってほしい、人間らしい温もりのあるマンガである。

文=さゆ

このニュースに関するつぶやき

  • 素敵声優のほっちゃんを思い出す記事である…なんでもは出来ないわよ、お片付けだけ���դ�
    • イイネ!1
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(1件)

あなたにおすすめ

ランキングゲーム・アニメ

前日のランキングへ

オススメゲーム

ニュース設定