THE RAMPAGE 藤原樹、色気や哀愁を伝える表現力の高さ 猫好きの素顔にも注目

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2020年04月07日 10:11  リアルサウンド

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THE RAMPAGE from EXILE TRIBE

 今やJr.EXILE世代を牽引する16人組ダンス&ボーカルグループ、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE(以下、THE RAMPAGE)。ワイルドなビジュアルやアグレッシブな楽曲、大人数で繰り広げるダイナミックなパフォーマンスが印象的な彼らだが、1人1人のキャラクターやメンバー同士の関係性を探ってみると、そこには意外な魅力が溢れている。そんな彼らの魅力を伝える、THE RAMPAGEメンバー分析。第7回目は、パフォーマーの藤原樹について紹介していく。


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 藤原樹は、1997年10月20日生まれで福岡県出身。ダンスを始めたのは、小学2年生の時。三つ子の姉がダンススクールに通い始めたのを機に(Twitter)、嫌々ながらも、自分も一緒にダンスを習うことになったのだという。しかし、発表会を経験するうちにダンスに興味を持ち始め、小学校高学年の時に初めてEXILEのドームツアーを観たことで、本格的にアーティストになる夢を抱くようになったそうだ。そして、小学6年生の時、EXPG福岡校が設立されたタイミングで、自ら家族を説得して入校(参照:アルキタ)。THE RAMPAGEのメンバーで同い年の浦川翔平は、その頃から同じスクールで学んでいた幼馴染みである。当時からダンススキルが高く、そのレベルは特待生としてEXILEのサポートダンサーを務めるほど。2009年には、EXILEが発表した「Someday」のMV(こどもバージョン)に出演しており、同作には、浦川翔平や岩谷翔吾(EXPG大阪校)、砂田将宏(BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE)なども出演している。その後、2011年から2013年まではGENERATIONS from EXILE TRIBEのサポートメンバーに抜擢され、数々のMVやライブに出演。2014年3月に「EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION」に挑戦し、そこでは惜しくも落選するが、THE RAMPAGEの候補生に選出され、THE RAMPAGEの正式メンバーとなった。


 得意とするダンスジャンルは、R&B。体幹の良さを活かした、しなやかかつスタイリッシュなパフォーマンスが特徴的で、力強い動きやアクロバティックなダンスもお手のもの。それに加えて、不敵な笑みで挑発したり、色っぽい表情で誘惑したり……繊細に切り替わる顔の表情からも、その曲が持つメッセージ性や雰囲気を伝えていこうとする姿勢が窺える。とくに最新曲「INVISIBLE LOVE」のMVにおいては、イメージシーンでの泣きの演技と踊りながら滲み出る色気や哀愁、2方向から彼の表現力の高さを感じることができる。


 アルバム『THE RIOT』のリードトラック「Move the World」では、与那嶺瑠唯、後藤拓磨、山本彰吾と共に振付も担当。与那嶺と後藤が考えたグルーヴィで激しいサビに対して、Aメロを藤原、Bメロを山本が制作しており、藤原が得意とするメロウな曲調のAメロは、ゆったりとしたシンメトリーの振付となっている。なお、自分で振付を考える際は、「曲を聴いて頭の中で振付を作ってから、最終的に実際に踊ってみて仕上げる、というのがいつもの流れ」(引用:『OUT of MUSIC vol.64』)とのこと。「Move the World」の振付は、自宅の鏡の前で、愛猫マースに邪魔されながら仕上げたと語っている。


 2017年には、舞台『あたっくNo.1』で俳優デビュー。本作には、THE RAMPAGEメンバーの岩谷翔吾、じつは福岡にいた頃の同級生だという俳優・高野洸も出演しており、昔馴染みの仲間達と共に初舞台に挑んだ。さらに、2018年には『PRINCE OF LEGEND』シリーズで念願の映像作品デビュー。同作では、「Teamネクスト」の“ダンス王子ゴールド”こと日浦海司役を熱演し、Teamメンバーである天堂光輝役の吉野北人、小田島陸役の長谷川慎との3ショットが可愛すぎると話題に。小学生からの付き合いだという長谷川には、ダンスのスタイルも「きれい系で王子っぽい」(引用:TVガイド)と言われており、ワイルドなビジュアルのメンバーが多いTHE RAMPAGEにおいて、まさにプリンス担当と言える存在になっている。とはいえ、グループの中では細身に見えるが、「HARD HIT」のMVでは引き締まった肉体美を堂々と披露しており、最新映画『貴族降臨−PRINCE OF LEGEND−』でも本格的なアクションシーンに初挑戦。今後も枠にとらわれない活躍を見せてくれるだろう。


 藤原のキャラクターは、“静寂の貴公子”とキャッチコピーがついていることからも、無口なイメージを持つ人が多いだろう。実際はそんなこともないのだが、自分でも「マイペースで興味のあることにしか反応しないから、猫みたいな性格って言われます。メンバーといるときも自分がしゃべりたいときに話す感じで、だいたい聞き役」(引用:JJネット)と語っている。そんな藤原樹と神谷健太のトーク力を鍛えるために、THE RAMPAGEの公式TwitterやEXILE TRIBE Mobileでは、不定期の動画コーナー「しゃべれない2人」を配信中。ツアー公演後に収録されたゆるいトークが、彼らの人気に拍車を掛けている。ちなみに、『てっぺんとるぞ THE RAMPAGE』(GYAO!)の放送で、幼馴染みの浦川が挙げた藤原の好きなところは、「顔はいいくせに滑舌が悪いところ」。普段から一緒にいることが多いという吉野にも、「いつもメディアに登場するときはクールに振る舞っているけど、本当は“むっつり”ですからね」(引用:withオンライン)といじられがち。ポーカーフェイスな印象が強い藤原だが、気を許した人の前で見せるおちゃめな姿も、ファンを魅了してやまないようだ。


 そして、藤原樹を語る上で、やはり“猫”は欠かせない。母親が猫のブリーダーをしているため、実家では多数の猫を飼っており、自身も大の猫好きだといい、猫の話題になると目を輝かせて饒舌に語り出す。中でも一緒に生活している愛猫マースに対する溺愛ぶりが凄まじく、藤原が初めて単独表紙を飾ったのも、マースと一緒に登場した雑誌『ねこ』だというから驚きだ。藤原のInstagramやTHE RAMPAGEのTikTokアカウントにも、マースの動画や画像が多数投稿されており、“可愛いが大渋滞”している。カップル感満載のマース&藤原樹の仲良し動画はファン必見だ。 ファンならずとも、猫&イケメン猫系男子の2ショットに癒されてみてはいかがだろうか。(斉藤碧)


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