井ノ原快彦、山田裕貴を「100倍ピュア」と絶賛『特捜9 season3』スタート

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2020年04月08日 06:01  TVerプラス

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井ノ原快彦さんが主演を務めるドラマ『特捜9 season3』(テレビ朝日系、毎週水曜21:00〜※初回拡大SP)が、4月8日よりスタートする。

2006年4月から『警視庁捜査一課9係』として初放送以来、“9係”の愛称で長きに渡って愛されてきた同シリーズは、ぶつかり合いながらも事件解決に挑む個性あふれる特捜班メンバーが、全力で事件の真相に迫る刑事ドラマ。今シーズンも、一人ひとりの個性=ポテンシャルを最大限に引き出すストーリーが展開する。

井ノ原さん演じるリーダーの浅輪直樹を中心に、浅輪&新藤亮(山田裕貴)、小宮山志保(羽田美智子)&村瀬健吾(津田寛治)、青柳靖(吹越満)&矢沢英明(田口浩正)というコンビが、衝突しながらも“真実”というひとつの目標を目指して捜査にあたる様を描いていく。また、本シーズンからは新たに中村梅雀さんが、警視庁総務部広報課に所属する謎の男・国木田誠二役で登場。絶賛撮影中の井ノ原さんに、作品への思いや魅力、自身の役どころなどについて語っていただいた。 

――season3にむけての意気込み・手ごたえはいかがですか?

班長・宗方朔太郎(寺尾聰)がいなくなってからの9か月後ということで、これといった大事件がおこらない日々をすごしているところから始まるので、前シーズンとは違うスタートになります。今回から出演される中村梅雀さん演じる国木田主査は、浅輪の関係性もですが、宗方班長とは全然違うタイプなので、空気感が違いますね。それぞれのキャラクターの新しい面を見せられるのではないかな、と思います。

――新たに加入されます中村梅雀さんの印象は?

本当に温かい人で、いつもニコニコしてこちらの話を聞いている感じで素敵な方です。先日、梅雀さんと津田寛治さんが出演している映画を観ましたよ、と伝えると「んも〜、忙しいのにわざわざいいのに〜」って(笑)。あと、梅雀さんは俳優の中でベースギターが一番上手と言われているくらいの腕前で、ベースギターや音楽の話もしています。

――撮影現場の様子は?

体育会系の現場です! 監督・脚本陣にも新しい方が参加されていて、チャレンジングな事もありますね。何回か練習したあとに、「撮っちゃおうか」という感じで気がついたらワンカットで撮影されていたり、もう少しわかりやすくなるには、どうやるといいんだろうって意見を出し合ったりしながら撮影しています。

――ご自身が演じる浅輪直樹に変化や成長はありますか?

成長は……してないです(笑)。浅輪が成長すると、(このドラマは)終わっちゃうから(笑)。もともと主役という感じの人ではないのですが、そうではない彼が主役になったところからスタートしているのが『特捜9』の面白いところだと思っています。

――事務所の後輩で、鑑識官・佐久間朗役の宮近海斗(Travis Japan/ジャニーズJr.)さんとのシーンで意識されていることなどはありますか?

佐久間くんは、鑑識官だから基本的には脚本に忠実にやりますが、そうではないところで僕と佐久間くんの関係性みたいなものをウラで感じてもらえたらいいな、と考えたりします。僕は彼より20歳くらい年上になりますが、僕から見てそんなに年上の先輩は事務所には今いないから、どういう感覚なのか、どれくらい緊張するものなのかがわからなくて(笑)。でも僕が一緒ではない現場、舞台や歌番組『ミュージックステーション』などを見ていると、ちゃんとグループを引っ張っているな、成長しているな、と思いました。

――『特捜9』の前シリーズ『警視庁捜査一課9係』主人公の係長・加納倫太郎役を演じられていた故・渡瀬恒彦さんにご報告したいことはありますか?

渡瀬さんと一緒にやらせていただいている時は、「雲の上の存在」でしたが、すごく近づいてくださることもあり、遠くにもいるという感じで、僕は付いていくだけでした。今は、より近づいているというか、“ここ”にいてくれる感じがありますね。今、3年目になって、「あ、それを言ってたんだ」「だから好きなようにやれ」と言ってくれていたんだ、と分かる部分があって。まだまだですが、その答え合わせが出来ているというのは、楽しいですね。

――そういった経験を山田裕貴さんのような若い役者さんたちに伝えていっていらっしゃるんですか?

そこは渡瀬さんとは違うタイプだから「黙って俺についこい」というよりは、「やまちゃん(山田裕貴)、どう思う?」って言いながら(笑)。「やまちゃんの好きなようにやっていいけど、どうする?」と尋ねて、やまちゃんが「僕はこうしようと思います」というと「じゃあ、俺は……」という感じで一緒に作っていっています。渡瀬さんには、「お前はそれでいい」と言われている気がします(笑)。

――そんな山田さんは、井ノ原さんが同シリーズに参加をされた年齢と現在同じと伺いました。

僕なんかより大人で、すごく考えているし、100倍ピュアだと思います。そのピュアさに乗っかって、若い方たちにも見ていただけたらと思います。どんな俳優さんになっていくのか楽しみです。

――放送を待ち望んでいるファンの方へ、改めて見どころをお願いします!

日本のドラマには、いい意味でのパターンや予定調和があると思うんですね。「絶対そうなるだろうな」と思いながら見たいという習慣が日本人の中にあると思うので、皆さんが「よっ! 待ってました!」と思っていただけることをいかに新鮮にできるかが大事なのではないかと。伝統とされているものを守りつつ思い切り変化していけたらと思います。今回班長が変わりますが、それは寺尾さんが「俺だってレギュラーのドラマは嬉しいんだよ。だけど、俺がいないほうがざっくり変われるんじゃないかなと思ってさ」と言ってくれたということがあって。そんな寺尾さんの心意気を無駄にしてはいけないと思いますし、新たに梅雀さんが来ていただいたことで大きな変化を遂げられる年になると思いますので、色々な歴史を踏まえたうえでご覧いただけたら嬉しいです。
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