『ドラ恋〜Bang Ban Love〜』第11話ーー波乱の投票を経て、最終話の主役決定! 物語はクライマックスへ

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2020年04月08日 17:21  リアルサウンド

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(c)AbemaTV

 AbemaTVオリジナル番組『恋愛ドラマな恋がしたい〜Bang Ban Love〜』第11話は、ドラマ最終話の主役の1人を選ぶ全員投票シーンからスタート。


 以下、今回の見どころをレポートする。細かなネタバレもあるため、ご注意いただきたい。


(参考:『ドラ恋〜Bang Ban Love〜』第10話ーー最後のオーディションで波乱の展開! 怒涛の“キス”ラッシュも


 運命の開票の結果……1人ずつ投票した人の名前が発表されていくが、「はづき」「はづき」とどんどん“はづき(木村葉月)票”が増え、5人目のはづき本人が投票したのも「はづき」。結果、8人中7人がはづきに投票し、残り一票はチワ(千綿勇平)が自分自身に投票。これで恵子役のはづきが主役に決定した。


 開票の結果を受けて澤田(育子)先生は「話し合いで決めるのは無理だろうなと思っていたが、投票となった時に、こんなに票に偏りが出るのが意外だった」と話した。その上で「自分に投票するって、恥ずかしかったり格好悪かったりするけれど、それでも主役になりたくて皆ここに来てる訳だし、それぞれがそれぞれの表現者としてもっと色んな気持ちがあって良いんじゃないかと思う」と続ける。「良い作品を撮ろうと思うと、誰かの覚悟や勇気から始まったりする。そういう意味で、大樹役ははづきさん同様、自分で自分に投票した千綿さんにお願いしたいと思います。千綿さんやっていただけますか?」と提案。


 ようやく待ち望んだチャンスが目前に迫って来たチワだったが「僕はもちろんやりたいです。ただ……みんなそれで納得しますか?」と、気遣いではあるものの、この場合、ともすればいらぬ配慮になりかねないお伺いを立てる。(これがチワらしさでもあるのだが…)


 ここで即座に 「私は納得します」と回答したのはひらりー(平田梨奈)。チワがさらに「俺は皆で作って来たBang Ban Loveだから、皆で決めたいなって思います」と重ね、これには澤田先生も「じゃあ、皆に反対されたらやらないんですか?」とけしかける。


 この空気に耐えられなくなったたすく(井上佑)が「涙出てきて……」と声を詰まらせながら割って入る。「なんでかって言ったらやっぱり(大樹役を)やりたいから。でも前回(話し合いの場で)自分がやりたいって主張できへんかったし、それは先生が言うように覚悟が足りへんかったんやと思うから。だから自分で主張したチワちゃんに俺らが何か言う資格はない」と思いの丈を吐き出し、先生の提案に賛成した。


 続いてほくと(南北斗)も「はづきちゃんとだったら良い作品ができる自信があるから悔しい。でもそれはこれからやる本番でチワちゃんが皆を納得させればいい」と悔しさを滲ませながら、精一杯のエールを送る。


 そして最後にタクヤ(根岸拓哉)が「自分の名前を書いた覚悟があるんなら、俺らのことなんて一切気にしなくて良いし。情なんて要らない」と、チワが必要以上に周囲を気にして足踏みしてしまわぬように、あえて表情も変えずに淡々と話した。澤田(育子)先生の筋の通った物言いと、それをきちんと咀嚼し受け入れる男性陣3名の大人な対応が光る場面だった。


 最終話にして念願の主役の座を掴んだチワは、「嬉しいですけど、すごい自分に今プレッシャーがかかってるのもわかってる。みんなも大樹役をやりたくて来てる中で、皆の思いも背負って、全員で繋いできたバトンなんで絶対良い作品にします」と意気込みを語った。これに対し、はづきは無邪気に「チワちゃんとやるとは正直思ってなかった。ビックリしてる」と素直な気持ちを本人を前に話し「お願いします」と頭を下げた。


 そんなはづきも「色んな感情がいっぱいあって、戸惑いがまだあって、でもそれは私の問題だからやるしかないです」と心の内をこっそり明かしていた。


 ドラマ最終話は、愛し合いながらも別れることを決断した恵子と大樹、が思い出のキッチンカーで最後の時間を共に過ごすというストーリー。そしてラストシーンには2人が交わす切ない別れのキスシーンが待ち受ける。


 大樹役の衣装に袖を通し、リハーサルに入ったチワ。「この距離からでも、チワちゃんキリッとしてんのわかるな」と優しげな眼差しで、モニター越しにその姿を見守るほくととたすく。


 迎えた本番、チワも全力を出し切り最初で最後の主役を熱演していた。撮影終了後に「ありがとう」とハグし合うチワとはづきには、互いの頑張りを称え合う「仲間」「同士」という爽やかな空気が流れていた。


 それを証拠に、チワはインタビューでも「恵子を本当に愛しく想えたし、このドラマを撮ったことで気持ちには区切りがつきました。はづきちゃんには好きな人がいることを知ってるし応援したい。幸せになってほしい」と清々した様子で話した。


 一方ほくとは「俺的には最後はづきとやりたかったな。ラストチャンスだったし。うん、悔しい」、たすくも「やりたかったっすね。良いシーンやし。配役決まってからも脚本何回も読み返して思いましたけど、やっぱりやりたかったっすね」と、仲間の健闘を称えつつも、それでも拭いきれないやり切れなさを口にした。


 この3人の男性の矢印の先にいるはづきは「はづき自身の好きな人は中盤から変わってないです。女子から(の告白だったら)気持ちを伝えたいです」と、もうすでに気持ちは固まっているようだった。


 次回はいよいよドラマだけでなく、8人のリアルな恋愛関係に白黒をつける最終回。舞台は初めて初期メンバーが顔を合わせた劇場、女子から男子への本気の告白が待っている。


 女子から告白したい相手を指定し、ドラマ仕立てのラストシーンを演じるのだが、今回から新ルールが適用。これまでは全員の前で告白し、告白成立の2人のみがドラマ仕立てのラストシーンに出演して「本気のキスシーン」を演じていた。それが今回からは、告白自体をドラマ仕立てのラストシーンとして撮影し、告白成立ならそのまま「本気のキス」となる。そのため女子全員が告白したい相手と、2人きりでドラマに出演できることになる。


 また、告白相手が重複していても全員が2人きりで撮影でき、告白順はくじ引きで決まる。


 ナレーションでも流れた通り、「それぞれが紡いできた2人だけの物語。そのラストシーンは失恋の涙? それとも本気のキス?」……人それぞれにどんな結末が待ち受けるのか、この目に焼き付けたい。


(楳田佳香)


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