葬儀界から悲鳴…感染者かわからない「隠れコロナ」の恐怖

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2020年04月10日 08:00  AERA dot.

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写真※写真はイメージです (Getty Images)
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 新型コロナウイルスによって全国の葬儀場が混乱している。志村けんさんが新型コロナによる肺炎のため死去。入院中、遺族の面会は許されず、荼毘(だび)に付された。最期の対面すらかなわないのか。

 厚生労働省は、新型コロナで亡くなった人の遺体を扱う従事者に対し、遺族らが遺体に触れることを希望する場合には、手袋などの着用をお願いするよう通達しており、面会は“禁止”していない。

 和光葬儀社(神奈川県)の渡辺智史社長はこう話す。「ご遺体と面会される状況は葬儀場としては避けたいんです。ご遺体は納体袋に収容されますが、チャック部分はウイルスが付着しやすい。それにもかかわらず面会させて万が一、感染されたら困る。ご遺族の中には、感染してもいいからという方もいらっしゃいますが、感染が広がる危険性も考えれば、そこまでのリスクは背負えません」

 一方で、遺族の思いをくむあまり、感染してもかまわないという姿勢で面会を認める業者もいるという。

 東京都の福祉保健局環境保健衛生課の担当者は説明する。「参列者の人数制限など、葬儀業者からお問い合わせがありますが、厚労省からの通達で、ご遺体の見送りについては制限していません。各火葬場や葬儀場に判断をお任せしているのが実情です」

 厚労省はまた、医療機関が遺体搬送を依頼する際に新型コロナの感染や、その疑いがあることを伝達するようにお願いしている。それでも実際に感染したのかわからないまま亡くなる「隠れコロナ」の場合もあり、現場には不安がつきまとう。

「最近の死因で目立つのが肺炎で、一番多いのが自宅で重症化し、救急搬送されてそのまま亡くなるケースです。この場合、PCR検査がされないまま、葬儀社に遺体が渡っている可能性があり、感染者かどうかわからない。お迎えに行くときに看護師の格好を見て、疑心暗鬼になりながら対応しています。どこから感染するかわからず恐怖です」(渡辺さん)
 現状のままでは感染拡大を招く恐れがある。

「ご遺体の引き渡しや葬儀の執り行い方について、ルールがまったくない状態。経営的に参列者をたくさん呼ぼうとする葬儀社もあります。今後、葬儀場から感染の拡大は絶対に起こるでしょう。判断を現場に任せるのではなく指針をしっかり統一してもらいたいです」(同)

(本誌・秦正理)

※週刊朝日  2020年4月17日号

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このニュースに関するつぶやき

  • 死亡者数に「敗血症」が含まれていない。PCR検査数をしていないからで、実際はコロナウィルス感染が原因と考えられる。「敗血症」を含めれば死亡者数は相当多いはず。
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  • 会葬に来てくれた人に感染させるリスクを負わせたい?母は新コロじゃなかったけど、会葬者間で広がったら困るから、あえて近親者だけで送った。あとから散々怒られたよ。でも仕方がないと思ってる。
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