JR九州、豊肥本線肥後大津〜阿蘇間は今年8月頃運転再開の見通しに

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2020年04月10日 11:32  マイナビニュース

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2016(平成28)年4月に発生した熊本地震で被災し、現在も運転見合わせとなっているJR豊肥本線肥後大津〜阿蘇間(約27.3km)について、赤羽一嘉国土交通大臣の定例会見にて2020年8月頃に運転再開の見通しと発表された。

熊本地震では2016年4月14・16日の2回にわたり震度7を観測し、その後も震度6弱以上を5回観測したほか、余震は累計4,000回を超えたという。JR九州の路線も熊本県内を中心に被害を受け、とくに豊肥本線肥後大津〜阿蘇間は大規模な斜面崩壊、土砂流入、落石、地盤変状等により、現在も運転休止を余儀なくされている。

JR九州は2017年4月から同区間の復旧作業を行うとともに、道路・砂防等の関連工事と円滑な連携・調整を行い、災害復旧事業を進めてきたという。一方、地震後の阿蘇への観光を盛り上げるため、特急「あそぼーい!」、クルーズトレイン「ななつ星 in 九州」といった列車を大分側から運行するなどの取組みも実施してきた。

今回、関係機関で工事工程を精査した結果、豊肥本線は今年8月頃に運転再開、国道57号現道部分も今年10月頃に復旧する見通しに。JR九州は4月10日の大臣発表を受け、「国土交通大臣からご報告があったとおり、豊肥本線については、2020年8月頃に運転再開できる見通しがつきました」「引き続き関係機関と綿密な連携・調整を図り、一日でも早い運転再開に向けて、努力してまいります」とコメントを発表している。
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