ドラマ『浦安鉄筋家族』1発目からアクセル全開 原作の魅力を損なわずに新しい魅力を上乗せ

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2020年04月10日 23:00  ORICON NEWS

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写真テレビ東京系ドラマ24『浦安鉄筋家族』4月10日スタート(C)「浦安鉄筋家族」製作委員会
テレビ東京系ドラマ24『浦安鉄筋家族』4月10日スタート(C)「浦安鉄筋家族」製作委員会
 新型コロナウイルスの感染拡大で、東京・大阪などに緊急事態宣言が出され、私たちの経済活動や日常生活に大きな影響が出ている。当たり前のように観ることができたテレビ番組もいままでのような収録や中継ができず、4月クールの新ドラマの多くが放送開始を延期する事態となっている。そんな中、テレビ東京系ドラマ24『浦安鉄筋家族』(毎週金曜 深0:12※テレビ大阪のみ翌週月曜 深0:12)は予定どおりきょう10日にスタートする。

【写真】1発目の場面写真

 「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)で25年以上連載が続く、浜岡賢次氏のギャグ漫画シリーズ『浦安鉄筋家族』が原作のエクストリーム・ホームコメディー。限りなく東京に近い千葉、浦安。“夢の国”から少しはずれた一軒家に住み、どんな些細な出来事もドンチャン騒ぎになってしまうパワフルな一家・大沢木家の日常を描く。

 大沢木家は、大黒柱の大鉄(佐藤二朗)、妻・順子(水野美紀)、高校生の長女・桜(岸井ゆきの)、ずっと浪人生の長男・晴郎(はるお/本多力)、小学生の次男・小鉄(斎藤汰鷹)、祖父・金鉄(坂田利夫)、まだ赤ちゃんの三男・裕太(キノスケ)の3世代7人家族。このほかに桜の彼氏・花丸木役で染谷将太、大鉄のタクシー常連客役として滝藤賢一、大鉄やタクシー運転手仲間行きつけのファミレス「べーやん」の店長・麻岡ゆみ役で松井玲奈など、個性的なキャラクターが続々登場する。

 実写化を発表した第一報では、「どうやって実写化するの?」という声が一番大きかったほど、原作はハチャメチャ。そこに魅力を感じている原作ファンを失望させないよう、原作の魅力を損なわずに、新しい魅力を上乗せしようと、いろいろ知恵を絞った工夫がみられる。個人的には、ミニチュア撮影の模型感や人形を代用しているところをあえて隠さないところで、勝手に好感度が上がった。

 そして、1発目で描くのは「大鉄ノースモーキン」。タバコ大好きなタクシー運転手の大鉄が禁煙に挑戦する話で、家族総出で父の禁煙作戦に協力しようとするが、大沢木一家だけにとんでもない展開になる。

 この4月1日からたばこの屋内喫煙が原則禁止になることは前々から決まっていたことだが、まさかの新型コロナウイルスの感染拡大で、喫煙のリスクが注目されている中、タバコスパスパ、煙モクモク、吸い殻ドッサリといったシーンを観るのはなかなかシュールだ。

 なので、タバコの煙を見るのも嫌な人。脳科学者の中野信子氏が指摘している、規範から逸脱しているものが許せない「正義中毒」の人は観ないほうがいいかもしれない。ほかにも、人を叩いたり、投げ飛ばしたり、現実世界ではまずいでしょ、ということも描かれる。なので、批判したいものを探す目的でこのドラマを観ないでほしい。あくまでもこれはドラマ、元はギャグ漫画。

 ハチャメチャだけど、「なんだ、みんなお父さん(大鉄)のことが大好きじゃん」という大沢木一家の家族愛も見え隠れして、トゲトゲしい気持ちがやわらぐような余韻が残るのは、俳優たちが演じているドラマならではの新しい魅力かも。そして、原作漫画に一気に読ませる力があるように、このドラマにも始まったら終わりまで、1話=約40分、一気に観ることができる勢いがある。2話以降も、楽しみだ。

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