2017年〜2018年頃からシワ改善コスメが登場しはじめて、雑誌やCMなどでも多数のアイテムを見かけるようになりました。アラフォー女性の悩みのひとつ“シワ”を、コスメを使うことでケアできるのはとてもうれしいことですよね。
しかし、シワを「改善するコスメ」と「対策用のコスメ」の違いが曖昧で、どれを選べば良いのかわからないという方も多いようです。
日頃から数多くのコスメに触れているコスメコンシェルジュの筆者が、「シワ改善」コスメと「シワ対策」コスメの違いをわかりやすくご説明します。
■あなたのシワはどの段階?
年齢とともに目立ってくるシワですが、シワができる原因はさまざまです。「乾燥」「紫外線による肌へのダメージ」「加齢による肌の内部組織の弾力低下」などが、原因として挙げられます。
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シワの第一段階の目元や口元に現れる細かくて浅いシワは、表情を動かすことでできやすく、真顔になると戻るという特徴があります。
第二段階の深いシワになると、シワの線がくっきりと刻まれて、真顔になっても線が消えにくいのが特徴です。
コスメを買う前に、自分のシワがどの段階なのかを見極めることが大切です。
■シワ「対策」コスメとは?
シワ対策コスメとは、配合されている有効成分の力で「シワができるのを予防し、乾燥による小ジワをうるおす」ことを目的にして作られたコスメです。
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「セラミド」や「ヒアルロン酸」「コラーゲン」「スクワラン」などの保湿にすぐれた成分が入っているアイテムがおすすめです。
■シワ「改善」コスメとは?
すでにできてしまったシワにアプローチするなら、シワ改善コスメの出番です。
シワ改善コスメとは、「シワを改善する」という効能や効果を取得した薬用のコスメです。単に“医薬部外品”と書いてあれば良いというわけではなく、厚生労働省の承認を得た製品のみが対象になります。
コーセー「ルシェリ リンクルリペア ローション」、カネボウ「リンクル リフト セラム」、ソフィーナ「リンクルプロフェッショナル」は”ナイアシンアミド“。ポーラの「リンクルショット メディカル セラム」は”ニールワン“。エリクシールの「シュペリエル エンリッチド リンクルクリーム S」は”純粋レチノール“。このように、各ブランドで打ち出している配合成分はさまざまです。
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エイジングケアを早く始めるのに越したことはありません。できることなら少しでも老化スピードを遅らせて、シワが目立たないふっくらとした肌でいたいものですよね。「シワ対策」コスメと「シワ改善」コスメのどちらを選んだら良いのか迷った時は、ぜひ参考にしてください。
(美容ライター/コスメコンシェルジュ/ナチュラルビューティスタイリスト 稲毛登志子日本化粧品検定1級を取得後、複数のwebメディアで記事を執筆。「女性はいつでも、いつまでも輝き続けられる」をモットーに情報を発信中。)