デリケートゾーンも老化する!?セルフケア法

12

2020年04月19日 10:02  オズモール

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

オズモール

写真
◆デリケートゾーンも老化する!?洗浄・保湿・マッサージで潤いのある女性に

かゆみやにおい、黒ずみなど、気にはなってもなかなか人に聞けないデリケートゾーンのこと。そもそもデリケートゾーンをよく見たこともないし、どうケアしたらいいのかよく知らないという人も多いのでは? デリケートゾーンの悩みを改善するためにはどんなケアをすればいいのか、植物療法士の森田敦子さんに教えてもらおう。



デリケートゾーンのケアは女性ホルモンを活発化させる
デリケートゾーンとは、膣、膣の周りを囲む小陰唇(しょういんしん)、その外側を囲む大陰唇(だいいんしん)、小陰唇の前方部分にあるクリトリス、尿道口、肛門、肛門と膣口の間にある会陰(えいん)のこと。セルフケアについてはその方法自体が日本ではあまり知られていないけれど、実は海外の女性は当たり前のようにケアをしているのだとか。なぜ、デリケートゾーンをケアしたほうがいいの?

「デリケートゾーンのケアは、女性ホルモンの活発化につながります。膣は脳と自律神経などでつながっているため、デリケートゾーンの健康状態は脳やホルモンバランスに影響することがわかっているのです。そのため、デリケートゾーンをケアすることは女性としての美しさにつながるだけでなく、婦人科系の悩みを緩和するなど健康面でも大切なのです」(森田さん)

スキンケアを怠ると肌の老化が進んでしまうように、デリケートゾーンもケアをしないと老化してしまうのだそう。乾燥、かゆみ、におい、頻尿や尿失禁、性交痛などの症状が思い当たる場合、デリケートゾーンが老化している可能性が。

「若い年代の女性であっても、デリケートゾーンのケアをしないでいるとこのような症状が現れることがあります。こうしたトラブルはセックスの支障にもなるため、セックスレスにつながる場合も。ただ、デリケートゾーンの老化が気になる人もケアをすれば年代を問わず改善できるので、心配する必要はありません」(森田さん)




弱酸性の専用ソープで丁寧に洗う習慣を
まずはデリケートゾーンの状態を知るために、膣から分泌される粘液をチェックしてみて。親指と人差し指で粘液をつまんで指を広げたときに、少し伸びるような粘り気のある状態が理想的。サラサラしていて粘り気が少ない、粘液自体が少ないという場合は、ケアが必要な状態といえそう。
では具体的に、どうやってデリケートゾーンをケアすればいい?

「できれば最初に、アンダーヘアを処理することがおすすめです。アンダーヘアは大事な部分を守るためのものではありますが、お手入れをする上では邪魔になるほか、洗い残しやふき取り残し、むれ、かゆみ、においなどの原因にもなります。膣周りのIラインと肛門周りのOラインだけでも専門のサロンや医療機関で脱毛をしておくといいでしょう」(森田さん)

毎日のケアで意識したいポイントは3つ。ひとつめは「洗浄」で、入浴時にデリケートゾーン専用の弱酸性ソープ(pHが低いソープ)ですみずみまで丁寧に洗うといいのだそう。刺激が強すぎず、デリケートゾーンにたまりやすい白い垢(恥垢)をきちんと落とせるpH3.5〜4.5の専用ソープがおすすめ。

「デリケートゾーンは角質層が薄く、膣の中は角質層がないため、ボディソープでデリケートゾーンを洗うとヒリヒリしたり染みたりすることがあります。ボディソープでデリケートゾーンを洗うのはできるだけ避けてください」(森田さん)




乾燥を防ぐための保湿とマッサージも大切
ふたつめのポイントは「保湿」。デリケートゾーンは体の中で最も乾燥をさせてはいけない場所なので、お風呂から出たらすぐにデリケートゾーンに専用の保湿剤をつけることを心がけて。軽く水分が残った状態で保湿剤をつけると、保湿効果が高まるはず。まずは膣の周囲と肛門の周囲の保湿から始めて、慣れてきたら膣の中も専用のオイルで保湿しよう。

そして3つめのポイントは、「マッサージ」。ボディや顔をマッサージするように、デリケートゾーンもマッサージが老化防止につながるのだそう。オーガニックのオイルを使って大陰唇、小陰唇、膣口にオイルをなじませるようにして、1日1回、1分ほどマッサージしよう。慣れてきたら、膣の中もマッサージをしてみて。

「オイルマッサージを行うと膣や膣周りの代謝機能がアップするため、デリケートゾーンが潤って弾力がよくなり、摩擦による黒ずみや乾燥などの改善も期待できます」(森田さん)

こうしたデリケートゾーンのケアを続けると、1カ月ぐらいで変化を実感できるのだとか。女性にとって大切なセルフケアだから、できるところから始めてみて。



教えてくれた人
森田敦子さん
植物療法士。ルボア フィトテラピースクール代表。日本における植物療法の第一人者。CA時代にダストアレルギー気管支喘息を発病したことがきっかけで、フランス国立パリ13大学で植物薬理学を本格的に学び、劇的に改善。帰国後、コスメ開発やAMPP認定・植物療法専門校を主宰する。講演会やセミナーなど、幅広い分野で活躍。著書に『自然ぐすり』『潤うからだ』(ワニブックス)、『自然のお守り薬』(永岡書店)がある。

自身がプロデュースする「アンティーム オーガニック」では、デリケートゾーン専用ソープの「フェミニン ウォッシュ」、保湿&美白クリームの「ホワイト クリーム」、保湿ローションの「ローズローション」のほか、さまざまなパーツケア商品をラインナップしている。



このニュースに関するつぶやき

  • 疾病の治療は、医薬品以外ではできないことになっていますので、念のため(by 薬機法)
    • イイネ!7
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(5件)

ランキングライフスタイル

前日のランキングへ

ニュース設定