チェルシー、アーセナル、エヴァートンがリールに所属しているU−23ブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイスの獲得を画策しているようだ。大手メディア『ESPN』が17日に報じている。
現在22歳のガブリエウは新型コロナウイルスの感染拡大によってリーグが中断されるまで、輝きを見せていたセンターバックだ。今季のリーグ・アンでは第28節終了時点で24試合に出場して1ゴールを記録した。グループステージで敗退したものの、チャンピオンズリーグでも全6試合に出場。リールのディフェンスラインをけん引する若手として存在感を放っている。
最初にガブリエウに接近したのはチェルシー。同選手の代理人とリールのスポーツディレクターを務めるルイス・カンプス氏に連絡を入れ、ガブリエウの移籍に関する話し合いを進めていたという。
チェルシーが同選手の交渉を優位に進めると思われていた中、エヴァートンも獲得に名乗りを挙げたようだ。エヴァートンを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が左利きのセンターバックの獲得を熱望しており、ガブリエウがリストアップされたという。エヴァートンはリールが要求する3000万ポンド(約40億円)を用意して同選手の獲得交渉に臨むと報じられている。
アーセナルもガブリエウに関心を示しているが、同時にランス所属のフランス人DFアクセル・ディサシにも注目している模様。現在22歳のディサシは今季のリーグ・アンで28試合に出場している、成長著しい若手の1人だ。同選手は2000万ポンド(約27億円)で獲得できると見込まれており、アーセナルはガブリエウよりもディサシの獲得交渉に本腰を入れるかもしれない。
プレミアリーグの複数クラブからの関心が報じられているガブリエウ。果たして、来シーズンはどのクラブのユニフォームを身に纏いプレーしているのだろうか。今後の動向に注目が集まっている。