ヒビが入った鴨の卵 発見した女性がブラジャーの中で35日間温めて孵化(米)

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2020年04月23日 21:12  Techinsight Japan

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Techinsight Japan

孵化したばかりのヒナ(画像は『Bored Panda 2020年4月20日付「Kids Destroy Duck’s Nest, Woman Saves Cracked Egg By Carrying It In Her Bra For 35 Days」』のスクリーンショット)
米カリフォルニア州で、ヒビが入った鴨の卵を見つけた女性が、35日間もブラジャーの中で卵を温め続け、ついに孵化させた。『Bored Panda』などが伝えた。

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カリフォルニア州トゥーレアリ郡バイセイリアに住むベッツィー・ロスさん(Betsy Ross)は3児の母である。ある日のこと、家族と一緒に近くの公園に出かけたベッツィーさんは、何者かによって荒らされ、卵が潰れて放置された鴨の巣を見つけた。しかしよく見ると、1つだけ丸い形を留めている卵が残っており、少しだけヒビが入っているものの中味が飛び出してはいなかった。

「なんとかこの卵を助けたい。家で孵化させてみたい。」

心痛めた子供たちにそうお願いされたベッツィーさんは、とりあえず卵を持ち帰り、地元の野生生物保護センターに連絡した。ベッツィーさんは、それからのことを次のように語っている。

「家に持ち帰ったものの、今まで卵を孵化させたこともないし、鴨が無事育つとは思えなかったの。孵卵器を買う余裕もなく、保護センターで引き取ってもらえないか聞いてみたけど、卵のうちは無理だと断られたわ。」

「色々調べていたら、孵化させるには適度な温度と湿度が必要だと書かれていたので、卵をブラジャーをした胸の谷間に入れて過ごすことにしたの。ブラジャーの中は身体が温まれば汗をかくし、一日4、5回だけ卵を回転させてあげるだけで良かったのよ。私の胸はサイズが大きいので、谷間にすっぽり収まるの。だから夜寝る時もブラジャーをして卵と一緒に寝たのよ。ちょうど仕事をしていない時だったから、タイミングもバッチリだったの。」

「ただシャワーを浴びる時は、卵を夫に託したの。母鴨だって餌を探しに行く時は卵を置いていくわけだから、そのくらいは大丈夫だろうと思ってね。」


こうしてベッツィーさんは35日間、卵の中から音が聞こえるようになるまでブラジャーの中で卵を温め続けた。そしてプラスチックケースやビニール袋、ランプなどを使って孵化用の箱を製作し、孵化の兆候が表れたのを境に卵を箱に移動した。

そして次の日のこと、音は聞こえるものの一向に孵化しないことを心配したベッツィーさんは、獣医からアドバイスを受けて少しだけ割れた殻を剥いてあげた。傷つけないよう、呼吸ができているか確認しながら作業した。

こうしてやっとのことで誕生したヒナはオスで、その後数日は弱々しくほとんど動かなかったが、キッチンペーパーに水を浸して与え続けると、突然歩き出してベッツィーさんを驚かせた。

元気になったヒナはベッツィーさんの後追いをし、姿が見えないと鳴いてベッツィーさんを探し、ベッツィーさんと一緒に昼寝をした。ただ、大きくなった鴨を家で飼うことは難しいと判断したベッツィーさんは、近くの農家にこの鴨を引き取ってもらい、母親の役目を終えたのだった。


鴨は広い敷地でのびのびと暮らしているとのことで、ベッツィーさんは「卵の孵化に成功したことには本当に驚いているの。クレイジーな経験だったわ」と明かしている。


このニュースには「すごいね!」「卵と一緒に寝るなんて、よく割れなかったね」「35日もブラジャーの中にいれていたなんて、私には考えられないわ」「鴨の巣が荒らされているのを見たことがある。子供の仕業だったわ。命の大切さを教えてあげないとね」「犬に襲われて孤児になった赤ちゃんリスを育てたことがある。僕も必死だったけど、その時のことを思い出したよ」といったコメントがあがっている。

画像は『Bored Panda 2020年4月20日付「Kids Destroy Duck’s Nest, Woman Saves Cracked Egg By Carrying It In Her Bra For 35 Days」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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  • 卵をブラジャーをした胸の谷間に入れて過ごすことにしたの。←この卵がうらやましい・・・・(´・ω・`)ションボリ
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