ベランダから子供たちが遊ぶ姿を見る哀愁漂うブルドッグ(画像は『Rae Elle 2020年4月22日付Twitter「Big Poppa has been so sad today, I think he miss playing with the kids in the building.」』のスクリーンショット) ロックダウン(都市封鎖)が継続中の米ジョージア州アトランタで、マンションのベランダに佇むブルドッグの姿が捉えられ話題となっている。このブルドッグが見つめていたのはよく一緒に遊んでいた子供たちで、哀愁漂う姿には「犬もストレスが溜まるよね。切ないね」「もう少しだよ。みんなでこれを乗り切ろうね」といったコメントが多数あがっているようだ。『Metro』『London Evening Standard』などが伝えた。
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ジョージア州アトランタに住むラシダ・エリスさん(Rashida Ellis、38)が今月22日、Twitterに投稿した3歳のオスのブルドッグ“ビッグ・ポッパ(Big Poppa)”の写真が拡散している。ビッグ・ポッパはマンションのベランダで背中を丸めてうなだれており、「ビッグ・ポッパは今日ずっと悲しんでいるの。マンションの子供たちと一緒に遊べなくなって悲しいのよ。だって今はベランダから眺めることしかできないんだもの」と言葉が添えられていた。
ラシダさんが住む地域では外出が制限されており、個人での運動は認められるものの、ビッグ・ポッパが子供たちと一緒に遊ぶことは禁じられている。
このツイートは投稿後2日で80万6千件の「いいね」を獲得し、「うちの犬も同じよ。散歩に行っても、どうして子供たちと一緒に遊んではいけないのか、よくわからないの」「この背中が切ないね」「我が家は、犬と一緒に過ごす時間が増えたわ。ただやはり外でのびのびと遊ばせたいわよね」「つらいのは人間だけじゃないのよね」といったリツイートが多数あがった。またセレブも反応し、HBOのドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』のメイジー・ウィリアムズがビッグ・ポッパへの愛の言葉を投稿すると、テレビ番組『エレンの部屋』で知られるエレン・デジェネレスは「家にいて、感染者を減らそう。ビッグ・ポッパのためにね」と綴って励ました。
写真が拡散したことでメディアの取材を受けたラシダさんは、ビッグ・ポッパの写真を撮影した日のことをこう明かした。
「あの日、ビッグ・ポッパはマンション下の広場で遊ぶ2人の子供をじっと見つめていたの。ビッグ・ポッパがあの子たちと遊ぶようになって1年くらいになるかしらね。」
「ビッグ・ポッパは最初、子供たちの注意を引こうとギャンギャン吠えていたようだけど、私たちが住んでいるのは6階だから、その声は届かなかったのね。あまりにもしょんぼりとしていて『ああ、この子はとても悲しいんだわ』と私もじ〜んときてしまったの。」
ラシダさんによると、外出が制限されるようになってからのビッグ・ポッパは、バルコニーに出て外にいる人々を眺めたり、寝ていることが多くなったそうで、散歩に行っても以前のように興奮することが減り、表情も曇りがちなのだという。そのためラシダさんは、犬用のアイスクリームを買って与えたり、大好きな食事を用意したり、歌を歌ったりして励ましているそうで、最近はビッグ・ポッパ用の小さなベッドを購入したそうだ。
写真への反響には驚きながらも「元の生活に戻れる日が来るのを楽しみにしている」というラシダさんは、最後にこう述べた。
「ベッドはベランダに置いているの。少し小さかったみたいなんだけど、ビッグ・ポッパはそこに座って外を眺めるのがお気に入りのようよ。でも外出制限がなくなったら、公園や友達の家に連れていって思いきり遊ばせるつもりよ。もちろんマンションの子供たちともね。」
画像は『Rae Elle 2020年4月22日付Twitter「Big Poppa has been so sad today, I think he miss playing with the kids in the building.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)