エールディヴィジ打ち切りで損失被ったユトレヒトFWが怒り「不正義だ」

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2020年04月25日 21:29  サッカーキング

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ユトレヒトがEL出場権を巡って怒り [写真]=Getty Images
ユトレヒトのスペイン人FWアドリアン・ダルマウがエールディヴィジの打ち切りに異議を唱えた。スペイン紙『マルカ』が24日に伝えている。

 エールディヴィジの打ち切りにより、来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)とヨーロッパリーグ(EL)の出場権は中断前までの順位表に基づいて決められ、首位のアヤックスはCL予選プレーオフからの出場権、2位のAZはCL予選2回戦からの出場権を獲得。また3位のフェイエノールトにEL本戦からの出場権、FW堂安律が所属する4位のPSVと5位のヴィレムIIにEL予選2回戦からの出場権が与えられることが決まった。

 しかし本来、EL本戦からの出場権1枠は国内カップ戦の優勝チームの権利だった。今シーズンの決勝にはフェイエノールトとユトレヒトが進出して対戦予定だったが打ち切りに。結果的にリーグ戦の3位のフェイエノールトの手中に。またさらにユトレヒトのエールディヴィジ中断前の成績は25試合を消化して勝ち点「41」の6位。5位ヴィレムIIとの勝ち点差は「3」だったものの、消化試合は1試合少なく、さらに得失点差では圧倒的に上回っていた。

 カップ戦決勝へ進出したことが考慮されず、またエールディヴィジでもヴィレムIIと同数の試合を行っていれば順位が逆転してヨーロッパの戦いに進める可能性があっただけに、ユトレヒト側は異議を唱える声明を発表している。

 ダルマウも怒りを爆発させ、「途方もない怒りを覚えている。何を言えばいいかわからないくらいね」とコメント。また「ユトレヒトに対する不正が行われたといってもいい。この決定はいかなる種類の基準もなく行われた」とし、「クラブのオーナーは上訴するはずだ。弁護士に費用を惜しまないだろう。だってこれは不正義だからね」と抵抗する姿勢を示した。

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