今田耕司が “アローン生活”を発信? ベテランタレントのYouTube進出が止まらない

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2020年04月29日 07:02  リアルサウンド

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リアルサウンド

動画サムネイルより

 有名タレントのYouTuberデビューが相次いでいる2020年、新たなチャンネルをピックアップするとともに、その方向性や内容を検証する本企画。この1週間前後でも、各業界から名だたる有名人が続々とデビューした。目立つチャンネルをピックアップしたい。


(参考:東野幸治がYouTuberデビュー “ラジオ動画”を選んだ英断と今後への期待


■清水ミチコ「清水ミチコのシミチコチャンネル」4月21日デビュー
 ものまねタレントの清水ミチコがちゃっかりとYouTubeデビューを果たしていた。初の動画は、時事ネタとして東京都知事・小池百合子氏のモノマネを1分ほどの短い動画でアップ。


 その後も、彼女の鉄板ネタであるメドレー形式のピアノ弾き語りモノマネなど、清水節全開のショート動画を公開している。肩の力を抜きたいときに、くすっと笑わせてくれるだろう。


■高田秋「高田秋のほろ酔い気分」4月22日デビュー
 ファッションモデル高田秋もリラックスした部屋着姿でチャンネル開設を報告。唎酒師の資格を持つほどお酒好きの彼女は、家に帰ったらまず冷蔵庫からビールを取り出して飲んでいるという。1本目の動画では、これから自分がお酒を飲んでいる姿や、彼女が好きな競馬についても視聴者からコメントをもらいたいと話した。


 2本目の動画では、最近はまっているおつまみを紹介。「塩鶏すな肝」というなかなか渋めな一品なのもお酒好きらしいチョイスだ。誰かと一緒にお酒を飲みたいときは、彼女と画面越しで乾杯してみては?


■寿美菜子「寿美菜子の〜マジ寿!〜」4月22日デビュー
 人気アニメ『けいおん!』の琴吹紬役や『ドキドキ!プリキュア』の菱川六花(キュアダイヤモンド)役など幅広く活躍する声優・寿美菜子。


 今年の春から約1年間、留学のために拠点をイギリスに移した彼女が、ホストファミリーの家の庭からYouTubeデビューを報告した。視聴者に「ハッピーな気持ちになってもらえたら」という思いを込めて、自身の苗字でもありめでたい印象がある「寿」という漢字をチャンネル名に冠した。


 2本目は、ホームステイ先のルームツアー動画をアップしている。これからもどんなイギリス生活が発信されるのか、楽しみにしていよう。


■ゴルゴ松本「ゴルゴ松本 命の授業チャンネル」4月22日デビュー
 “命ポーズ”で知られるお笑いタレント・ゴルゴ松本も、自身のチャンネルを開設。漢字研究家としての一面も持つ彼がYouTubeで配信するのは、少年院の少年たちにボランティアで授業をおこない、書籍化もされるほど話題となった「命の授業」だ。


 「命の授業」は、漢字の意味などを紐解いて「未来のヒントになれば良いと思うこと」を松本が授業するというもの。1回目のテーマは「難」という字。困難や災難が多い今の時代だが、何が有るということを昔の人は「有難=ありがとう」という字を当てはめたと話し、「今は言えない状況かもしれませんが、未来に向かってどうか“有難う”を口に出して言い続けてください」と熱く訴えた。


 視聴者からは、「パワーをもらいました!」といった感激のコメントが寄せられている。動画の長さも5分前後とコンパクトにまとめられているので、隙間時間に見てみるのはどうだろう。


■筧美和子「miracora uchu. / 筧美和子」4月23日デビュー
 モデル・女優として幅広く活躍する筧美和子は、ドラマ撮影が中止になる中、「いまできること」を探しYouTubeをスタートさせた。初動画では無水カレー作りに挑戦。普段は音楽を聴きながら料理をしているとのことで、『カントリーロード』を口ずさんだり、無水カレーを煮込んでいる間には最近ハマっているというタブレットでのお絵かきを披露したりするなど、マイペースに調理する様子を配信した。


 完成した無水カレーは大成功。今後は「音楽と○○」など、音楽と何かを掛け合わせた企画もしていきたいという。


■今田耕司「今田耕司 公式 「今ちゃんねる。」」4月25日デビュー
 お笑いタレントで司会者としても活躍する今田耕司もついにYouTube界へと進出した。


 テレビ番組でも“独身いじり”が定番となっている今田。動画内でも「50代、アローン(独身+1人暮らし+おっさん)の生態を暇つぶしでいいので覗いてください」と話した。


 1本目の動画ではプロローグとして、YouTubeを意識しながら撮った動画を配信。買い換えた新品のMacを紹介しているが、すでに開封済みであったり、舌打ちをしながらセッティングを完了させたりと、まだまだ紹介動画には慣れていない様子だ。


 また、2本目の動画では唯一の同居人(?)のペッパーくんと会話する姿を配信。ペッパーくんに振り回される“アローン”の様子は、なぜだか癒されてしまう。


・もはや“若者文化”ではなくなりつつあるYouTube
 そのほかにも、お笑いコンビ次長課長の河本準一によるギャグ番組をはじめ、アイドルグループ「でんぱ組inc.」のメンバーそれぞれの個性豊かな個人チャンネルや、歌手の相川七瀬やデビュー45周年を迎えた岩崎宏美、プロゴルファーの小平智など、各業界から有名タレントがデビューした。


 外出自粛の影響もあり、ベテランタレントから話題のアイドルや俳優までYouTube進出が止まらない現在。若者の間だけで好まれていた印象であったYouTubeだが、これを機に視聴者の年齢層を広げていくのは必然だ。今度はどんな大物がYouTubeに足を踏み出すのか、目が離せない状況が続いている。


(稲垣恵美)


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