インテルに所属するデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンが、新型コロナ禍の苦労を語った。5日に、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』がデンマーク紙『ユランズ・ポステン』の記事を引用して報じた。
エリクセンは、今年1月にトッテナムからインテルへ移籍した。セリエA初挑戦に燃えていたであろうデンマーク人MFだが、その後イタリアで新型コロナウイルス感染が爆発的に拡大したことで大変な苦労をしてきたことを『ユランズ・ポステン』のインタビューで告白した。
「それはもう、本当に大変だったよ。ミラノにある僕の家では、地下室の端から端までが約70メートルくらいあるんだけど、そこでちゃんと走ることができるのはせいぜい35メートルくらいだ。このような環境でトレーニングを行うのは本当に苦労するんだよ」
「もう7週間もボールに触れていない。僕の人生で、今が最もサッカーから離れている瞬間だね」
また、エリクセンは慣れないイタリア生活でのエピソードも披露した。
「ミラノで警察がパトロールをしていて、呼び止められたんだ。僕は覚えたてのイタリア語で、自分が何をしようとしていたのかを説明しなければならなかった。結局、説明しきれずに文書を警察に見せて理解してもらったんだよ」
移籍直後に新型コロナ禍を経験したことは、エリクセンにとって不運以外の何物でもなかったようだ。