嵐、V6、King & Prince……演出を超えた先の人間性を覗きみれる、ドキュメンタリー映像の奥深さ

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2020年05月10日 06:01  リアルサウンド

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 自粛期間を受けて、ジャニーズアイドルたちによる動画配信が公開されている。ジャニーズの世界観をギュッと詰め込んだ手洗い動画にはじまり、過去のライブ映像、ダンス動画、ドキュメンタリーなど、様々な映像が観られる。なかでも表舞台の華やかな姿の裏側に密着したドキュメンタリー映像にはひときわ引き込まれた。


(関連:嵐、Instagramを通じてファンを楽しませる様々な取り組み メンバーの個性とグループとしての魅力も


■デビュー25周年を迎えたV6の素顔


 4月19日にYouTubeで公開された「V6 / LIVE TOUR 2017 The ONES(Document Movie)」は、ライブツアーの楽屋裏とメンバーの単独インタビューを収録したもの。今年デビュー25周年を迎えるV6。活動歴は長いものの、2017年のライブツアーの楽屋裏では笑いの絶えないV6の姿があった。


 長野博の“博いじり”を交えながら言葉を交わし、笑いあうメンバー。ひとりがボケればさらにもう一人と続き、バラエティ番組の延長のような時間が流れた。V6はメンバーの脱退もなく、比較的安定してグループ活動を続けてきたようにみえたが、映像のなかでリーダーの坂本昌行はこう語った。


「V6をやってることが……なんかしらのストレスになってる時期もあったし。だけど自分たちの個人の場所をしっかりみつけて、足に地が付いたときにあらためて振り向いたら、V6って家がやばい、ガタきてるって気づいて。そこが一番大事な場所っていうのが改めて気づいて……また改めてV6のリスタートじゃないけども、それははじめのデビューとは違う、全然モチベーションでいけてるから。よりV6をリラックスして楽しめてる」


 細かく語ったわけではないが、グループ活動の継続の大変さが窺い知れる一幕だった。そして、彼らはグループ活動だけではない個人としての仕事も求められる。メンバーのコメントからはメンバーもファンも、みんなが幸せになれる場所を、と語っていたのが印象的。グループの継続を通して培った絆と強さを感じた。


■励まし、言葉を交わす嵐


 Netflixで公開中のドキュメンタリー『ARASHI’s Diary -Voyage-』。現在も更新中で、嵐の活動休止まで密着するという。「日本のTOP BOYS GROUP“ARASHI”は人気絶頂のなか、なぜ活動休止という道を選んだのか」と書かれたリリース文に、ドキュメンタリーとして興味をそそられて観る人もいるだろう。世界190カ国で配信されているだけに、海外の視聴者はどうみているのか気になるところだ。


 活動休止を発表してから1年が経過したが、この映像をやっとの思いで観ている人もいるのではないだろうか。裏側を知りたいと思う一方で、観る覚悟も要するのだ。


 特に、メンバーにとって重大発表となった活動休止会見に密着した「#06活動休止を発表」は印象深い回だ。2019年1月27日17時、公式HPでの告知を受けて、嵐の活動休止を知らせるニュース速報が流れると、SNSでも衝撃が走った。その後に記者会見が行われたのだが、映像ではその日のメンバーに密着していた。


 スタッフを集めての挨拶。ここでも彼らはスタッフを気遣った。衣装選びを経て、公式HP向けの動画撮影。大野智を囲むようにメンバーが並んだ。中央に座る大野、目が潤んでいるようにみえた。言葉を何度も噛んでしまう。「ごめんなさい、もう一回いいですか」という大野に「何回でもいいよ」と櫻井翔。緊張を和ませようと「お水を」と勧めた二宮和也、「どうしたんだよ(笑)」とやさしくツッコんだ松本潤、大野の肩を揺らした相葉雅紀。「珍しいな」とメンバーがかけた一言から、大野にどれだけの重圧がのしかかっていたのかが伺えた。


 5人は情報が解禁されるとスマホで確認、続いてテレビ報道をみていた。会見直前、会場の袖で出番を待つ嵐。笑顔の微調整をして少しでもファンの不安を軽減させようと雰囲気を作っていた。


 たくさん話し合いの場を設けたというメンバーの絆はもちろんのこと、スタッフ、そしてファンを思いやる心……。一部報道で報じられたような不仲説が霞む、一朝一夕では叶わないメンバーの関係性。彼らが国民的アイドルに至った、一端に触れたような気がする。


■若きKing & Princeの奮闘


 FODプレミアム、Netflixでみられるのが『連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME』。なかでも2018年と2019年に放送されたKing & Princeの回は、デビューの瞬間、そして2年目を迎えて状況が様変わりした彼らの奮闘ぶりを観ることができる。


 新曲のMV撮影に挑むKing & Prince。永瀬廉の「キンプリファイターズ勝つぞ!」の声に、メンバー全員で「オウ!」と気合を入れる。その掛け声には、まだまだ初々しさを感じた。


 デビュー以降、立て続けに映画出演した平野紫耀。インタビューは2日間で29媒体に及んだ。右肩にはアレルギーによる赤い発疹。大きい仕事のあとに体調を崩しやすいと明かした。「三本締めもせずにそのまま病院へ行ったこともありますし、この間の舞台ももどしながらやってたので」と語る。それでもカメラを向けられれば笑顔をみせる。誤魔化しようのない身体の反応と笑顔に胸が痛んだ。


 岸優太も「手を抜けば未来はない」の言葉を胸に刻んで自分を追い込んでいた。ダンスレッスンに集中しすぎるあまり、休憩もとらずに続ける岸を心配したスタッフ。休憩を勧めるも集中が勝り、神宮寺勇太の誘導でようやく動きを止める。デビュー2年目は、前年と比べて多少の余裕が生まれるものかと思いきや、身を粉にして挑む姿が。演出もないリアルな映像だった。


 ファン以外の人の目にもふれる配信サービスを活用したことで、これまでジャニーズの世界に触れてこなかった層からの反響を耳にすることが増えた。別のグループを応援していたが、新たな扉を開いた人も多いのではないだろうか。


 表舞台では物事について、こと細かに語られる機会は思いのほか少ない。それだけにドキュメンタリー映像は、一歩踏み込んで知る機会であり、ある種の答え合わせのような役割も果たす。和気あいあいとした期待通りの場面もあれば、時にはそうではない関係性を感じ取ることだってある。


 映像が彼らのすべてではないが、人に夢を与える仕事はどんな雰囲気のなかでつくられていくのか、楽屋ではどんな表情で、どんな風に過ごしているのか、わずかな一コマに触れただけでも視野が広がる。準備と努力、追い込む姿、和気あいあいとしながらも、本番直前にしか見せない顔つき……表舞台での輝かしい活躍もあれば、アイドルも同じ人間なのだと感じる一面もある。どれだけ演出がなされようとも、それを超えた先に感じる人間性に魅了されるのだ。(柚月裕実)


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