車のクラクションを鳴らす犬(画像は『UNILAD 2020年5月6日付「Impatient Boxer Has Learned To Honk Car Horn When Owner’s Been Too Long In The Shops」(Kennedy News)』のスクリーンショット) 自動車のクラクションは危険を回避する時には欠かせないが、米ウィスコンシン州にはこの大音量の警笛を、飼い主の気を引くために利用する賢くて短気な犬がいるという。『UNILAD』『Mirror』などが伝えている。
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米ウィスコンシン州ウォーソーに住む酪農家タイラー・フストさん(Tyler Fust、32)は、2歳のボクサー犬“ウォリー(Wally)”を子犬の頃から飼っている。
3月のある日のこと、タイラーさんが自宅近くの店で買い物をしていたところ、店の外で車のクラクションがけたたましく鳴るのに気付いた。タイラーさんは音の出所が自分の車であることを確信し、急いで支払いを済ませると外の様子を撮影した。そしてこの動画をFacebookに投稿し、クラクションを鳴らした犯人が自分の飼い犬であることを明らかにしたのだった。
15秒ほどの動画では、店の外に停められたタイラーさんのピックアップトラックが映し出される。背後では「ピー」という大音量が響いており、運転席に座るウォリーがクローズアップされる。ウォリーは左足をハンドル中央に載せ、タイラーさんを複雑な表情で見つめているがクラクションを鳴らすのを止めようとはしない。
この動画は約2か月弱で再生回数が22万9千回を超えており、今月になってメディアが取り上げた。タイラーさんは愛犬ウォリーについて、次のように述べている。
「ウォリーがクラクションを鳴らすことを覚えたのは今から6か月前だったんだ。もちろん私の注意を引くためだよ。だけど最近はずいぶんと気が短くなってね。あの日の私は店に2分もいなかったのに、ウォリーはクラクションを鳴らし始めたんだよ。」
「ウォリーは私が店にいようが、学校にいようがお構いなしさ。それに私が車のドアを開けるまで、クラクションを鳴らし続けるんだ。ひとりぼっちで待つのが寂しいのだろうけど、ウォリーが車から私を見つめる横目がやけにシリアスなんだよね。」
寂しがりやでせっかちなウォリーだが、タイラーさんは「ウォリーは自宅の戸を足を使って器用に開けることもできちゃうんだ。クラクションを鳴らすのもそうだけど、ウォリーはとてもユニークな才能の持ち主なんだよ」と明かしている。
ちなみにウォリーの動画には「うちの犬も同じだ」「面白い」「飼い主を見つめる犬の顔が何とも言えないね」「本当は『悪いけど、また鳴らしてみたよ』って思ってるのかもね」「腹を抱えて笑った」「毎回これだと困っちゃうね」「この犬はきっと飼い主が大好きなんだよ」といったコメントがあがっている。
画像は『UNILAD 2020年5月6日付「Impatient Boxer Has Learned To Honk Car Horn When Owner’s Been Too Long In The Shops」(Kennedy News)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)