“闘将”から“フェノーメノ”まで…伊メディアが選んだブラジル人選手ベストイレブンが話題に!

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2020年05月13日 15:45  サッカーキング

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1970年以降セリエAでプレーしたブラジル人選手ベストイレブン [写真]=Getty Images
セリエAではこれまで、世界中から名選手たちが集いプレーしてきた。なかでも、イタリアで名を挙げ、世界的な選手となったブラジル人選手は数多く存在する。イタリアメディア『フットボールイタリア』は13日に、1970年以降同リーグでプレーしたブラジル人選手をベストイレブン形式で紹介した。

■1970−2020 セリエAで活躍したブラジル人選手ベストイレブン
※システムはフラットな4−4−2を採用

▼GK ジュリオ・ セーザル(キエーヴォ:2005/インテル:2005−2012)

ピーク時には“世界最高のゴールキーパーの一人”とも称された。インテルでは、チャンピオンズリーグ(CL)、セリエA、コッパ・イタリア(イタリア杯)の三冠獲得に大きく貢献。抜群の反射神経で、神がかり的なセーブを連発した。

▼DF カフー(ローマ:1997−2003/ミラン:2003−2008)

右サイドバックとして世界的な名声を手にしたカフーは、ローマとミランに在籍した。ローマでは、同クラブの18年ぶりとなるスクデット制覇に貢献。ミランではスクデット獲得やCL制覇を経験した。笑顔とチューインガムを噛む姿を、覚えているファンも多いだろう。

▼DF ルッシオ(インテル:2009−2012/ユヴェントス:2012)

“トレブル”達成時のインテルでは、ワルテル・サムエルと共に鉄壁の守備網を形成。屈強なフィジカルで、相手の攻撃を跳ね返した。2012年にはインテルの最大のライバルであるユヴェントスに移籍したが、出場機会に恵まれなかった。

▼DF アウダイール(ローマ:1990−2003/ジェノア:2003−2004)

ローマではカフーと共に守備を支え、チームの躍進に貢献した。ブラジル代表では時に凡ミスを犯すこともあったが、“ジャッロロッシ(ローマの愛称)”では絶大な信頼を寄せられていた。2003年にジェノアへ移籍し、1シーズンプレーした後に現役を引退した。

▼DF ブランコ(ブレシャ:1986−1988/ジェノア:1991−1993)

『フットボールイタリア』曰く、「1990年代初頭のイタリアサッカー界を愛するファンにとって、ブランコのフリーキックほど興奮を呼び起こさせるものはない。長い助走と、左足から放たれるキャノン砲は、後に“後輩”ロベルト・カルロスに受け継がれた。

▼MF ドゥンガ(ピサ:1987−1988/フィオレンティーナ:1988−1992/ペスカーラ:1992−1993)

Jリーグでプレーしたことでもお馴染みの“闘将”ドゥンガだが、セリエAでも輝かしいキャリアを築いている。なかでも、フィオレンティーナ時代は公式戦154試合に出場。フィレンツェの人々は、今でもドゥンガのことを覚えていることだろう。

▼MF ファルカン(ローマ:1980−1985)

まだ南米の選手がヨーロッパでプレーすることがそれほど多くなかった1980年に、ローマへと加入。高い技術を備えたエレガントなMFで、攻守両面で絶大な力を発揮した。ピッチ内外でリーダーだったファルカンは、“ジャッロロッシ”の伝説である。

▼MF カカ(ミラン:2003−2009、2013−2014)

カカはミラノの人々だけでなく、セリエAのファンすべてを魅了した。抜群の加速力と推進力を武器にチームの攻撃を牽引し、スクデットやCL制覇に大きく貢献した。2009年にレアル・マドリードへと移籍したが、2013年にミラン復帰を果たした。

▼MF ロナウジーニョ(ミラン:2008−2011)

バルセロナで世界的な名声を得た後、ロナウジーニョは2008年にミラノへと降り立った。フィットネスの問題で苦しむことが多かったが、ミラン所属の最終年にはスクデット獲得を経験。「サッカー史上最も才能のある選手」「タイトル数よりも唯一無二のスタイルで記憶に残る選手」といった評価を受けることもあるが、『フットボールイタリア』は「おそらくどちらも正しい」と述べている。

▼FW アドリアーノ(インテル:2001−2002、2004−2009/フィオレンティーナ:2002/パルマ:2002−2004/ローマ:2010−2011)

インテルでキャリアの最盛期を過ごしたアドリアーノのプレーは、多くの人々の記憶に刻み込まれていることだろう。破壊的なパワーを持つ左足のシュートは、相手GKをことごとく打ち砕いた。だが、精神的に不安定になったりすることも多く、輝きを放った時間は短かった。

▼FW ロナウド(インテル:1997−2002/ミラン:2007−2008)

“フェノーメノ(怪物)”の愛称で親しまれたロナウドは、インテルで世界に衝撃を与えた。だが、インテル時代に負った膝の大ケガの影響は、ロナウドのキャリアに暗い影を落とすことにもなった。『フットボールイタリア』はロナウドを、「間違いなく史上最高のストライカー」だと断言している。

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