WRC:トヨタ、4連覇がかかるラリー・フィンランドで5台体制構築の噂。勝田&ラトバラを投入か

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2020年05月15日 12:31  AUTOSPORT web

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トヨタはホームイベントと呼べるラリー・フィンランドに計5台のヤリスWRCを投じる可能性がある(写真は2019年大会のもの)
2020年のWRC世界ラリー選手権を戦うTOYOTA GAZOO Racing WRTが、8月6〜9日に開催が予定されているラリー・フィンランドに5台のトヨタ・ヤリスWRCを投じるのではないかとWRC公式サイト『WRC.com』が報じている。

 1月に恒例の第1戦モンテカルロで開幕した2020年のWRC。ヤリスWRCを投じるトヨタはセバスチャン・オジエ、エルフィン・エバンス、カッレ・ロバンペラの3名をワークスドライバーに起用してシリーズを戦っている。

 5月15日時点で8月初旬に開催が予定されているラリー・フィンランドは、フィンランドのプッポラに拠点を構えるトヨタにとってホームイベントとなる1戦。また2017年のシリーズ復帰以来、連勝を重ねている大会でもある。

 4連覇がかかる2020年大会に向けて、トヨタはレギュラー陣3名に加え、育成ドライバーの勝田貴元、さらにプライベーターとして参加する見込みの元トヨタワークスドライバー、ヤリ-マティ・ラトバラにも最新スペックのヤリスWRCを供給し、5台体制を構築する計画があると報じられた。

 なお、トヨタは2月に行われた第2戦スウェーデンでもオジエ、エバンス、ロバンペラ、勝田、ラトバラの5名体制を構築している。この際はラトバラのヤリスWRCに電気系トラブルが出てしまい、競技開始早々にリタイアを余儀なくされたものの、エバンスが総合1位、ロバンペラが総合3位に入り2台が表彰台を獲得。またオジエが総合4位、勝田が総合9位に食い込んだ。

 5台体制での参戦について、チーム代表のトミ・マキネンはWRC.comに「5台を投じるという計画はいいかもしれない。我々のホームイベントにとって、そして応援してくれるファンにとっても興味深いものになるだろう」とだけコメントし、明確な回答はしていない。

 また5月7日に発表された2020年WRC開催スケジュールの最新情報によると、ラリー・フィンランドは予定どおり8月6〜9日に開催される予定であるものの、新型コロナウイルスの感染拡大状況によっては9月もしくは10月に延期される可能性もあるとされており、状況の精査を6月初旬に行うとされている。

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