フェラーリ副会長、ベッテル離脱の理由について明言を避ける「誰かに責任を押し付ける時ではない」

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2020年05月15日 15:51  AUTOSPORT web

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2019年F1第16戦ロシアGP セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
フェラーリの副会長であるピエロ・フェラーリは、セバスチャン・ベッテルとフェラーリが本当にお互いを理解しあっていたか疑問に思っている。

 今季終了後にベッテルがマラネロを去ることが5月12日に発表され、活気に満ちたドライバー市場に落とされた最初のドミノの牌となった。その後マクラーレンは2021年よりダニエル・リカルド(現ルノー)を迎え、カルロス・サインツJr.が今季を最後にチームを離れることを発表し、そのサインツJr.がベッテルの後任となることが明らかになった。

 イタリアの『Gazzetta dello Sport』紙に向けてピエロは、フェラーリでベッテルが過ごした時間について、チームとドライバーが多くのミスを犯してチャンスを逃したことが、両者の世界チャンピオンへの道のりを台無しにしたと評価した。

「それははるかに美しくなる可能性があった、美しい物語だ」とピエロは語った。

「我々がベッテルとの関係を終わらせる時が来た。彼にとってもチームにとっても、様々な理由においてだ。ともに上手くやっていくのではなく、別々の道を行くことになる。終わりに近づいている結婚のようなものだ」 

 またピエロは、破局に繋がった“様々な理由”については口を閉ざしたままで、非難を分かち合うことを上品に断った。

「最高のドライバーや最高のマシンを手にしていたのかという問題ではない」

「セブは数々の素晴らしいレースをしてきており、彼に対しては大抵の場合大きな信頼を寄せ高く評価したが、彼がマシンを理解しなかったのか、我々が彼を理解しなかったのかは分からない」

「こういったことは起こり得るもので、誰かに責任を押し付ける時ではない」

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