ステーキを喉に詰まらせた男性 向かいに住む女性の機転に救われる(米)<動画あり>

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2020年05月20日 05:51  Techinsight Japan

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隣人の男性にハイムリック法を行う女性(画像は『Inside Edition 2020年5月14日公開 YouTube「Woman Saves Neighbor’s Life After He Choked on Steak」』のサムネイル)
1人で食事中に肉が喉に詰まってしまい死の恐怖に襲われた米フロリダ州在住の男性が、近所の女性に助けを求め“ハイムリック法”によって命を救われた。緊迫した男性の救出劇は、玄関に設置された防犯カメラが捉えており、『WESH 2 News』『Fox News』などが伝えて拡散している。

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フロリダ州オーランドに住むビリー・バスさん(Billy Bass)は5月中旬、1人で夕飯中にステーキ肉が喉に詰まってしまった。呼吸が苦しくなり命の危険を感じたビリーさんは、裸足のままで道路を挟んだ向かいの家に走って助けを求めた。

その時の様子を捉えた動画では、ビリーさんが必死にドアをノックしているのが見てとれる。ビリーさんはなんとか息をしようとしているが、苦しさから嗚咽を繰り返しており立っているのもつらそうだ。

すると約20秒後、この家に住むカレン・アランダさん(Karen Aranda)が玄関のドアを開けた。ビリーさんは話すことができず、自分の胸を叩くなど身振り手振りで窒息寸前であることをカレンさんに伝えている。

カレンさんは「喉に何か詰まっているの?」と尋ねると、素早くビリーさんの後ろに回り、両腕で身体を抱えるようにして腹部を数回圧迫した。

緊迫した状態の中、カレンさんは肉片が除去されたことを確認し「水よ。水を持ってきて。そして緊急通報(911)してちょうだい」と家族の男性に指示を出している。

しかしビリーさんは「息ができる。大丈夫だ」と深く深呼吸。水を飲んで落ち着くと、「あなたは私の命を救ってくれたよ」と言ってカレンさんと抱き合った。

カレンさんが行ったのは“ハイムリック法(腹部突き上げ法)”で、窒息しそうな人のみぞおち下に握りこぶしを当て、それを上から包むようにもう一方の手で握る。そしてこぶしを内上方に圧迫するように突き上げて異物を除去する。実はカレンさん、人工呼吸・胸骨圧迫・AED(自動体外式除細動器)などの応急手当を施す“心肺蘇生法(CPR)”の資格を有しており、ビリーさんは危機一髪の状況をカレンさんの素早い機転により救われたのだ。

ビリーさんは「あの時は話すこともできなくてね。家には自分しかいなかったから、近所の家に走ったんだ。あと30秒遅かったらもうダメだったと思う」とカレンさんに感謝してもしきれない様子だ。

一方のカレンさんは、当時のことをこう振り返っている。

「窒息しそうな彼の姿を見た時は、素早く対応しなくちゃって思ったの。普段は腕立て伏せさえもできない私なのに、咄嗟に身体が反応したのよ。CPRの資格は持っていても、実際にハイムリック法を行ったのは20年間で初めてだったの。ビリーを助けることができて本当に良かったわ。」

なおビリーさんとカレンさんは13年の付き合いだそうだが、これが縁でぐっと親しくなったそうで、カレンさんは「ビリーには『食事の時は必ず私が在宅か確認してね』と伝えておいたわ」と明かした。

ちなみにこのニュースには「あの瞬間、女性からはアドレナリンが出ていると思う」「女性が在宅で本当に良かった」「この男性はラッキーだったと思う。近所付き合いは大切だよ」「男性は怖かったと思う。助かって良かった」「これはいい話だね」といったコメントがあがっている。



画像は『Inside Edition 2020年5月14日公開 YouTube「Woman Saves Neighbor’s Life After He Choked on Steak」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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  • よく餅の事故がありますが、ゆっくりよく噛んで食べよう食事。
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