かつてレアル・マドリードを率いたファビオ・カペッロ氏が、同クラブで指導した元ブラジル代表のロナウド氏のことを回顧した。19日に、スペイン紙『マルカ』が報じている。
カペッロ氏は、1996年から1997年と、2006年から2007年にかけて“白い巨人”の指揮官を務めた。イタリア人の名将は、2006−07シーズンに半年間だけ指導した“フェノーメノ”のことを、今でも鮮明に覚えているようだ。
「私がこれまで指導したなかで、最も偉大な才能を持っていたのはロナウドだったね」
「しかし、ロナウドは私にとって『ロッカールームで最も問題を引き起こした選手』でもあった。当時彼は、パーティーに明け暮れる日々を送っていてね。(ルート・)ファン・ニステルローイが『ミスター、ロッカールームでアルコールのような匂いがする』と言ったこともあったよ」
「シーズン途中の2007年1月、ロナウドはミランに移籍した。そして、我々はリーガ・エスパニョーラを制したんだ。でも、もし純粋に才能についてのみ話すとするならば、ロナウドは間違いなく世界最高だったね」
ロナウド氏の素行にはカペッロ氏も頭を悩ませたようだが、唯一無二の才能については手放しで称賛するほかなかったようだ。