前澤友作氏“ひとり親基金”の当選者「大変な方々に渡して」と辞退 「なぜ応募した?」の声も

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2020年05月20日 13:02  Techinsight Japan

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「温かいご辞退」と受け止めた前澤友作氏
ZOZOの創業者でスタートトゥデイ代表取締役社長の前澤友作氏が創設した「前澤ひとり親応援基金」。その当選者1万人へ10万円の入金が5月18日よりスタートした。そんななか前澤氏はTwitterで「ひとり親を証明する書類の偽造行為」を指摘する一方、当選者のなかに「私より大変な方々に私の10万円は渡してください」と申し出るケースもあると明かした。

前澤友作氏が新型コロナウイルスの影響で生活苦に直面するひとり親の支援策として立ち上げた「前澤ひとり親応援基金」は、5月15日に受付を終了し「447,159人」の応募からアンケート内容に関係なくランダム方式で抽選を行い1万人を決定。16日に当選者1万人にメールを送信したという。

18日に「ひとり親証明書類」を確認しながら10万円の入金を進めているため、順調ながら完了するには少し時間がかかると説明した前澤氏。「大変残念なことにひとり親を偽装し、証明書類を偽造してまで10万円を受け取ろうとする人がいます」と明かして、「善意の企画なので悪いことやめましょう」と指摘した。

それでも「偽造書類を送ってしまった人は事務局宛に自己申告してください。今なら怒りませんし、法的措置も取りませんので」と柔軟に対応したところ、「やはりおられましたか。よろしければ、敗者復活戦のイメージで、繰り上げ当選企画をしていただけると幸いです」、「普通に詐欺で法的手続き取ってくださるよう望みます」などの反響があった。

前澤氏は一夜明けて「昨日は悪いことしようとする人の話をしましたが」と切り出して、当選者のなかには「私より大変な方々に私の10万円は渡してください」と申し出るケースもあると明かし「温かいご辞退」と受け止めていた。「そうした分は第二弾第三弾の企画に回させていただこうと思います。お気持ちありがたく頂戴します」という。

ただ前澤氏のツイートには、「そんな素敵な人もおるのね〜 貧乏、お金持ち関係なく、そんな人が親なら、きっと子供も素敵に育つね!」、「素敵なお話ありがとうございます。第2弾、第3弾の開催を心よりお待ちしております。辞退して下さった優しい方の想いを、次回悪い方が台無しにしない事を願います…」という声がある一方で、「じゃあなんで応募してあったんやろうか。当たらんやろうなで応募だけしてたんかな」、「辞退するならなぜ申し込みをしたのだろう? これ、必要な方が前澤さんに申し込んだんですよね?」と疑問に感じた人も少なくない。

前澤氏はそうした「なんのために応募したんだ…」という声に対して、「応募したものの、僕のツイートのリプなどに集まるひとり親の皆さんの生の声を見て、私より大変な人いっぱいいるんだ、私よりそういう方に当たって欲しい、と思った方も結構いるようですよ。優しいと思います」と応じていた。

「当選前に応募を辞退した私の事ではないですね でも前澤さんの想いで心がほっこりしました」、「人間っていろんな人がいる。だから人生って面白い」といった声があるなか、ひとり親交流サークルの運営者から「考え方は様々ですよね。今回の企画を通じて、普段Twitterをされてなかったひとり親の方々の生の声が聞けて、そういった意味でも意義のある企画だなと思いました」とコメントが寄せられた。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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