エリザベス女王、若き日の貴重写真を公開 チェルシー・フラワーショー初のバーチャル開催受けて

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2020年05月20日 16:02  Techinsight Japan

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飛び石の上を渡り歩く当時23歳のエリザベス女王(画像は『The Royal Family 2020年5月18日付Instagram「The Royal Horticultural Society Chelsea Flower Show is moving online for the first time.」』のスクリーンショット)
英エリザベス女王がチェルシー・フラワーショーのオンライン開催を記念して、過去に同ショーを訪れた際の貴重な写真を公開した。英国王立園芸協会(RHS)が主催する英国最大級のフラワーショーだが、今年は1913年の開始以来初めてのバーチャル開催となった。女王は写真とともに声明も発表している。

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毎年5月にロンドンのチェルシー王立病院で開催する恒例のチェルシー・フラワーショーが、今年は史上初のバーチャル開催となった。英時間5月18日から23日まで、オンライン上でガーデンツアーやガーデニングのアドバイスを行っている。エリザベス女王はこれを記念して、過去にショーを訪れた際の貴重な3枚の写真と声明をInstagramに公開した。

チェルシー・フラワーショーは1913年にスタートし、1916年にはエリザベス女王の祖母メアリー王妃が初めて見学に訪れた。エリザベス女王は即位した1952年にショーのパトロンになった。女王になってから初めてショーを訪れたのは1955年で、以降はほとんど毎年出席している。

18日に公開された写真の1枚目は1949年、女王が23歳の時に撮影されたものだ。水玉模様のワンピースにトレンチコートを着た女王が、手助けを得ながらヒール姿で池にある飛び石の上を渡り歩いており、周囲では多くの人達が女王の姿を見守っている。

2枚目はエリザベス女王が英国王立園芸協会のメンバーの男性と談話しているショットだ。3枚目ではフィリップ王配とともに花の展示を見ながら何やら話す様子がある。


これらの写真には「チェルシー・フラワーショーは初めてのオンライン開催になります」と記され、エリザベス女王からのこのような声明も添えられた。

「家族と私は、毎年ショーに訪れることを楽しんでいます。今年は、ショーのメンバーやサポートする方たちが足を運べなくなり、非常に落胆されたことと思われます。」
「1916年にチェルシー・フラワーショーに初めて出席した私の祖母メアリー王妃は、今日多くの方々が園芸に興味を持っておられることや、英国でガーデニングが人気の趣味として引き継がれていることを喜んでくれるでしょう。」

ロイヤルファミリーのメンバーは、それぞれがお気に入りの花を選んでいる。エリザベス女王のお気に入りはスズランで、戴冠式ではブーケに使用された。チャールズ皇太子はデルフィニウムを、カミラ夫人はアルケミラ・モリスがお気に入りとのこと。

昨年はキャサリン妃が子供向けの庭をデザインし、2002年にはチャールズ皇太子がクイーンマザー(エリザベス女王の母)に敬意を表した庭をデザインした。2013年と2015年にはヘンリー王子が中心となって活動するチャリティー団体「Sentebale」を代表してショーの後援を行っている。

画像は『The Royal Family 2020年5月18日付Instagram「The Royal Horticultural Society Chelsea Flower Show is moving online for the first time.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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  • ガーデニングの発祥は江戸時代訪日した英国人が下町にいる町民が路地や長屋の入り口に植物や花を飾るのを見てそれがあまりにも素晴らしいから本国に持ち帰って飾り出したのが始まりと言う説がある
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