17歳少女を元恋人が斬首か? 頭部だけ発見されるも男は容疑を否認(スウェーデン)

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2020年05月20日 21:12  Techinsight Japan

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殺害された17歳の少女(画像は『The Sun 2020年5月18日付「SLAUGHTERED Missing Swedish girl, 17, beheaded by ex boyfriend, 23, after breaking up with him, cops say」(Credit: Central European News)』のスクリーンショット)
スウェーデンにある小さな町で昨年11月、17歳の少女が殺害され、遺体の一部が元恋人の自宅アパートから発見された。警察は元恋人の男が少女を殺害した有力な証拠を多数押収しているが、男は容疑を否認している。『Mirror』『Metro』などが伝えた。

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スウェーデン南西部ヴェストラ・イェータランド県ウッデバラで昨年11月14日、17歳のウィルマ・アンダーソンさん(Wilma Andersson)が忽然と姿を消した。ウィルマさんは2年間交際していたイラク出身のティシュコ・ アーメド・シャバズ(Tishko Ahmed Shabaz、23)と別れたばかりで、その日はティシュコのアパートにある荷物を取りに出かけていた。

娘が帰宅しないことを心配した母親リンダさんはその日のうちに地元警察に捜索願を出し、人口6万人弱の町に警察官やボランティアなど約5000人が動員されてウィルマさんの捜索が開始された。

捜査が大きな進展を見せたのは、ウィルマさんが行方不明になってから2週間後の11月28日のことだった。地元警察はティシュコの自宅アパートの家宅捜索に踏み切り、スーツケースの中からアルミホイルにくるまれ、テープでグルグル巻きにされたウィルマさんの頭部を発見したのだった。

ティシュコの部屋からは多数の血痕が見つかり、犯行に使われたとみられるキッチンナイフにはウィルマさんの血液が付着していた。またナイフに残されていたDNA型がティシュコのものと一致、頭部に巻かれていたテープからはティシュコの指紋が検出された。ウィルマさんの友人は「ティシュコは支配欲が強く、ウィルマさんの着る服や行く場所まで事細かく指示していた」と2人の関係を暴露しており、検察官は「14日には近所の住民が女性の叫び声を聞いていた。ウィルマさんはかなり酷い暴行を受けて殺されたようだ」と明かしている。

その後逮捕・起訴されたティシュコだが、ウィルマさん殺害については否認。警察の取り調べに対し「あなたたちは私が彼女を愛していたことを忘れているんじゃないか。私の人生はパーフェクトだった。彼女を斬首するなんてあり得ないね」とだけ語り、黙秘を貫いているという。


事件から6か月経つが、ウィルマさんの首から下の遺体は未だに発見されておらず、静かな町で起きた殺人事件に住民はショックを隠し切れない。娘をこのような形で惨殺されたリンダさんは「ウィルマが行方不明になってから、ティシュコのアパートのドアベルを何度も鳴らしたわ。でもティシュコは『口論になって、ウィルマはアパートを飛び出していった』としか答えなかった」と怒りを露わにしている。ティシュコのアパートにはウィルマさんのコートやハンドバッグが残されていたことも分かっており、リンダさんは「娘がバッグを残して出ていくことはあり得ない」とティシュコの犯行を確信しているかのように吐き捨てた。

これだけ有力な証拠が揃った中で、ティシュコはどう反論するのか。注目の裁判は今月26日に始まる予定だ。

画像は『The Sun 2020年5月18日付「SLAUGHTERED Missing Swedish girl, 17, beheaded by ex boyfriend, 23, after breaking up with him, cops say」(Credit: Central European News)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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