「コレクションサイクルの見直しを」英米ファッション協議会が共同で提言発表

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2020年05月24日 09:42  Fashionsnap.com

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CFDAとBFCと共同で発表したステートメントより
英国ファッション協議会(The British Fashion Council、以下BFC)と米国ファッション協議会(以下、CFDA)が新型コロナウイルスの流行を受けて、コレクションのスケジュール見直しなどファッション業界のビジネスサイクルにまつわる共同声明を発表した。

 新型コロナウイルスのパンデミックが世界各地で発生したことで、ファッション業界も深刻な影響を受けた。この危機に際し、CFDAとBFCは緊密にコミュニケーションを交わし、協議会メンバーやステークホルダーからのフィードバックを共有してきたという。
 今回の共同声明では、「長年にわたり継続してきたファッションシステムの改革」「コレクションスケジュールの見直しと戦略の再考」「季節に合わない生産サイクルの改善」「デザイナーがメインコレクションに集中すること」「プレコレクションはあくまでもブランドの思想を反映した商品を提供するものという本来のあり方に立ち返り、ショーではなくショールームで発表すること」「ショーは世界的なファッションの中心地でファッションウィークの期間中に行い、移動時にかかる負担や二酸化炭素排出量を削減すること」「サステナビリティの強化」などの提言を掲げた。ファッション協議会は今後もファッションカレンダーと物理的なプレゼンテーション以外のフォーマットの作成に尽力しつつ、2021年春夏コレクションについてはバーチャルプレゼンテーションの実施を支援するという。また「グローバルな産業としての連携の必要性がより明確になってきた」として、各都市で歩調を合わせて活動を継続する意向を示した。
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