夏目三久、木村花さんの死に「本当に悔しい」「ネット上でしか文句を言えない、姑息な人の言うことなんか…」

25日放送の情報番組『あさチャン！』（TBSテレビ系）で、司会の夏目三久が23日に亡くなった女子プロレスラー・木村花さん（享年22）について言及した。他の情報番組ではインターネット上の誹謗中傷を問題視することに時間を割いていたが、夏目は木村さん個人への思いと彼女を助けることができなかった悔しさを涙声になりながら語り続けた。

木村花さんが所属していたプロレス団体・スターダムは、公式サイトで「当社所属選手木村花選手が本日5月23日逝去いたしました」、「突然のことでファンの皆様、関係者の皆様には深いご心配と、哀しみとなり、大変申し訳ございません」と発表。死因については明らかにしていない。また木村花さんの母親で元女子プロレスラーの響子さんは24日、自身のツイッターで「木村花を応援してくれたかた 仲良くしてくれたかた 愛してくれたかた」と書き出し、「あなたがつらいと花もつらいから、 どうか楽しく元気な花を心に置いてあげてください」と呼びかけた。またマスコミに対して「警察やスターダム事務所に、詳細を問い合わせるのはおやめください。お仕事に詳細がでてしまいます。死者のプライバシーをどうか尊重してあげてください」、「ギリギリのところで、闘っているひとたちの背中をおさないでください。もう誰ひとりも傷つけないでください」と訴えている。

『あさチャン！』では、木村花さんが恋愛リアリティー番組『テラスハウス』に出演中だったことや彼女のSNSに番組での言動を巡る誹謗中傷が多数寄せられていたことを紹介した後、司会の夏目三久が木村さんの死について、カメラの前で話し始めた。

「私も番組を通して、花ちゃん、花選手を応援していましたので、本当に悲しいですし悔しいです。花ちゃんは子供から大人まで本当にみんなに愛されていて、“花ちゃんみたいになりたいから、プロレス（プロレスラー）を目指すんだ！”という女の子もたくさんいたとうかがっています」、「花ちゃん、インターネット上でしか文句を言えないような姑息な人の言うことなんか、耳を傾けなくていいんだよって。あなたのこと愛している人、たくさん、たくさんいるんだからっていうことを、ちょっとでも伝える手段があったら、良かったなと思います」と時折言葉を詰まらせながらも、一句一句を噛みしめるように語っていた。

夏目は日本テレビの局アナ時代、写真週刊誌の記事がきっかけとなりネットで酷い誹謗中傷を受けた経験がある。のちに日本テレビを退社、フリーアナウンサーとなり『マツコ＆有吉の怒り新党』（テレビ朝日系）に起用され大人気となった。木村花さんのファンであり、見えない相手からの誹謗中傷がどれほど辛いかを知る夏目三久は、彼女に手を差し伸べられなかったことを心から悔やんでいるようであった。

画像は『木村花（HANA）　2019年4月16日付Instagram「My soul so cynical.」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　みやび）