「白井悠介のなんとかなるさ」┐覆鵑里燭瓩棒賁膤惺擦膨未辰燭!?

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2020年05月25日 19:11  ダ・ヴィンチニュース

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 声優を目指し、長野県からはるばる上京してきたぼく。入学した専門学校では、卒業時に一大オーディションが開催されます。そこには名だたる事務所が集まり、芽の出そうな声優の卵がスカウトされる。そう、“事務所所属”という夢への切符を手にするチャンスがあるオーディションなんです。

「白井悠介のなんとかなるさ」,椶も声優になりたい

 ところが、ぼくはそのオーディションを辞退してしまいました。せっかくのチャンスなのに、この2年を無駄にするのか! 読者のみなさんも、きっとそう思っていますよね。

 さて、理由を説明しましょう。

 オーディションに参加するにあたっては、プロフィールの提出が求められました。そこには参加者のバストアップと全身写真を同封する必要があったんですが、そもそも宣材写真なんて持ってない! じゃあどうするかというと、学校側で撮ってくれるとのこと。

 ところが……その撮影費用が思いの外高かったんです。いや、正規料金だったとは思うんですけど、当時のぼくにはお金がなかった。週に5日学校に通っていると、アルバイトだってそんなに入れられません。そもそも、稼いだお金は生活費に消えてしまいます。

 できることならば撮影してもらいたい。でも、そのお金がない。どうしよう。

 云々唸って考えた結果、ぼくはオーディションへの参加自体を諦めることにしました。だから、どうして!? 各方面から激しいツッコミが入りそうですね(笑)。

 もしかしたら、両親に拝み倒せば貸してくれたかもしれません。事務所に所属できるチャンスですから……。でも、ぼくは親にお願いすることもせず、あっさりと辞退することを決めました。いま思うと、自分でも不思議なのですが(笑)、離れて暮らす親に迷惑や心配をかけたくない、なんて気持ちもあったのかもしれません。

 オーディションに参加しなかった生徒には、事務所に所属するチャンスなんてありません。卒業後の進路は自らの力で見つける必要があります。せっかくのチャンスをふいにし、また一からのスタートを切る。なかなか大変ですよね。

 だけど、そのときも「なんとかなるさ」と思っていたんです。あぁ、これでぼくも自由の身か……。なんてことを考える余裕すらあったと思います。そもそも、最初から自由の身ですけど(笑)。

 そんなこんなでそのまま専門学校を卒業することになったぼく。さぁどうする? と考えた末に、「声優の養成所」に入ることを決意しました。声優になるためには養成所を経由するのが王道パターンです。どうせ事務所に入れないなら、王道をコツコツと歩んでやろうと思ったのでした。

 そこで見つけたのは、ナレーション系の養成所。専門学校の授業でナレーションをしたときに先生から褒められたことも手伝い、まさにぼくにうってつけだと思いました。そのうえ、入所するのに試験が不要だったことも幸いしました。

 よし、専門学校で基礎は学んだんだし、養成所に入ればすぐにトップになれるだろう。入所が決まった頃には、もう華々しい未来への期待で胸いっぱいです。

 けれど、そんなぼくを待ち受けていたのは、波乱の展開だったのです……。

 次回は養成所でなにがあったのか、をお届けします。またね!



今週の一言:あのオーディションを受けてたら、
違う未来が待っていたのか?
とは考えない!!

構成協力=五十嵐 大 写真=干川 修 スタイリング=小林かおる ヘアメイク=川口愉里恵

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